シナリオクエスト

新たにアガシュラ族の痕跡が見つかりました！その痕跡は、リベラという場所に繋がっていました。正確には、リベラの周囲にあるメリン島という場所なんですが、リベラ市庁が管理を担当しているので、まずそこに行って調査を行っていただければよさそうです。

正確に言うと、魔石、アガシュラの痕跡が続いていた場所は、このリベラの近くにある「メリン島」という場所です。ですが、あそこは政府軍によって統制されているので、簡単には進入できません。そのうえ、数年前から出入りが禁止されているそうです。

ああ、あの調査官さんが言ってた方ね。私たちの仕事の手伝いをする代わりに、メリン島を調査できるようにするというのが取引の条件だったわね？

アガシュラと魔石だと・・・君の話を聞きながら考えてみたが、たしかにここにはそのゲミヌスとかいう奇形のオーガのようなおかしな生物が時折出没することがある。今は見かけないが・・・私はこの目ではっきりと見た。道具を使う歩くカエルとか、女性の体を持つクモとか・・・

君がたくさん片付けてくれたおかげで、俺の調査が楽になったよ。調査の途中で少し怪しい場所を見つけてね。そこを徹底的に調べてみたいんだが、よりによって赤いウサギ部族と銑鉄甲羅部族の紛争地域で・・・

2つの種族間の紛争地域付近を捜索して、地下の秘密基地の出入口のようなものを発見したよ。そこで、その中に侵入してみたところ、怪しい場所が広がっていたんだが・・・この世のあらゆる奇形生命体がうようよしていた。そう、君が言っていたゲミヌスという奇形オーガのようなやつらだ。そんなやつらで溢れ返っていた。

なんとなく絵が見えてきたな。アガシュラはゼカル市長の後ろ盾になって、その代わりにこんな研究室を手に入れた。とりあえず、これは確実だろうな・・・

政府がアガシュラと手を組んで魔石実験室を運営した。要点は主導者が誰なのか突き止めて、その証拠を手に入れることですね。明らかな証拠を掴んで暴露できたら革命軍が反逆者の寃罪を被り隠れて暮らす理由がなくなります。

幼い頃は間抜けで無能な奴だったよ。テミル商団を起こしたゼカルの祖父君と父上は立派な商人だったが、あいつはその能力の半分の半分も受け継ぐことはできなかった。無能なら勉強でもして足りない能力を補うか、でなければ人材を傍に置いて適切に使うかするべきなのに、自分勝手なうえに、強情で性格も気難しくて結局テミル商団を潰すとこだった。リベラ3大商団の1つに選ばれた巨大なところをな。

無能な悪徳商人の突然の変貌、その理由をアガシュラとの契約によるものと考えるとどうでしょうか？アガシュラは魔石研究室を、ゼカルは富と栄華を。このような取り引きがあったとすれば、考えてみたらなんとなく辻褄が合いませんか？議会を掌握したゼカル市長程の影響力でなければ、誰がメリン島にそれほどの規模の研究施設を作ることができるでしょうか？

そうですか。この方が・・・ありがとうございます。冒険者様のおかげで革命軍が大きな力を得ました。これからは冒険者様が伝えてくださった情報に基づいて反撃の糸口を探してみます。

ゼカルがいなくなったので、今回のことを公論化して革命軍に向けられた良くない世論を反転させることにしましょう。努力すれば再びすべてが元通りに・・・平和だったあの姿に戻ると信じています。

今帝国監察団がアガシュラの移動した痕跡を発見し、追跡中です。位置が追跡され次第、冒険者様にお知らせします。

そう。あなたはイリスを探していたのね。