シナリオクエスト

ゼカルという者。

マルテリ
よく来てくれた。ゼカルについて聞きたいことがあるようだな。
マルテリ
今までいろんなことがあったんだ…
マルテリ
無能なくせに貪欲で汚い奴だ。彼の味方をする者はこの世にいないくらい。
【プレイヤー】
まさに外道の極みですね。
マルテリ
ああ。ゼカルは大商人のひとり息子として生まれて、何不自由なく育った。
マルテリ
やがて商団を引き継ぐことになったんだが…あっという間にすべて食い潰してしまった。
マルテリ
流されやすく、実力もなく、過った選択をして周りの人がどんどんいなくなった。
マルテリ
なのにそんな奴がいきなり市長になった。
【プレイヤー】
えっ?それってあり得ることなんですか?
マルテリ
それは俺も謎に思っている。無能で商団を破産させた奴が市長になるなんて誰も信じられなかった。
マルテリ
みんなゼカルを疑った。いつからか人が突然ガラッと変わってしまった。
マルテリ
…。
【プレイヤー】
突然なら何か理由があるんじゃないですか?
マルテリ
最後まで聞いてくれ。突然傾いていた商団を立て直してあっという間に金を集め始めた。それで人が集まり勢力を伸ばすことができたんだ。
マルテリ
市議会に多くの金を払い、突然市長選挙に出馬。当選してしまったのだ。たくさんの人が反対したが、市議会は彼を推した。
マルテリ
そしてリベラにたくさんの軍士を集め始めた。王を夢見るように独裁を選んだんだ。
マルテリ
それからリベラはめちゃくちゃになってしまった。少なくとも彼が市長になる前まではここまでじゃなかった。
【プレイヤー】
怪しいことが多すぎますね。
マルテリ
それにいつからか突然ディートという執事が付いていた。出身をわからない謎の者だ。彼の意見によってゼカルの行動がかわったりしたんだ。
マルテリ
我々は我々なりに頑張って状況を乗り越えているから…
マルテリ
君も頑張ってくれ。信じているよ。