(少年と少女が近づいてくる【プレイヤー】の姿を見て警戒する。)
凍った老友は少年
あの人は戦う意思はなさそうだよ。
【プレイヤー】
近づくことで言葉が聞きわけられるようになるらしい…精神共感器をわたしてみよう。
(少年が【プレイヤー】の行動を見てうなずく。【プレイヤー】の手にあった精神共感器が少年の手に伝わった瞬間、鮮明に彼らの声が聞こえてくる。)
【プレイヤー】
あーあー…私の言葉がわかりますか?
【プレイヤー】
私は【プレイヤー】、あなたたちと話がしたいのです。
凍った老友は少年
やっぱりあの人はドッペルゲンガーじゃなかったよ!
凍った老友は少女
おっと…自己紹介をするね。私はルビー!
ルビー
それで何の話をするの?今日のデザートの話?
カイト
ルビー…それは違うと思うよ。
【プレイヤー】…君の話したいことって何だい?
【プレイヤー】
君たちもイリスを探してここに来たのですか?
【プレイヤー】
2年前に魔王を追い払ったデル族の少女…私はその人を探しに来たのですが…本当に知らないのですか?
カイト
リンさんの仲間にそんな人はいなかったと思うよ。
ルビー
霜の大公女トリスタ、呪術師サティ、海龍王アラ、アガシュラハンターオーエン、そして竜騎士リン。
私たちが知ってるのはこの人たちだけよ。
ルビー
首都パランギスの子供だったら誰でも知ってる話よ。
ルビー
ある日、私たちは夢を見たの。オーエンという人が魔王と戦う夢だったわ。
ルビー
魔王はやっつけることができたんだけど、リーダーだったリンがひどいけがをしてアガシュラに捕まってしまったの。
ルビー
他の仲間もアガシュラにやられそうになってたんだけど…その時!魔王が最後の力でリン以外の人を助けたの!
ルビー
魔王が消滅して光と闇のバランスが崩れ、世界が滅亡の危機に瀕すると私たちが召喚されたわ。
ルビー
リンを助けてジエンディアを救うために、ペルロス村で数多くの冒険者と一緒に冒険を始めた記憶が今でも思い出されるわ!
【プレイヤー】
(ペルロス…私の知っているベロスに似ているな…)
ルビー
これはみんなが知っている話だと思うんだけど…【プレイヤー】は知らなかったの?
【プレイヤー】
私たちはお互いに違う世界の存在なんじゃないですか?
【プレイヤー】
魔王やアガシュラは知っていますが、それ以外、ルビーが言ったことは全くわかりません。
【プレイヤー】
もう一度確認させてください。イリス、カズノ、ムーウェン、ジョエ、エリアス…聞いたことがありますか?
ルビー
サラスヴァティさんが言ったように、平行世界が重なってしまったみたいね。
異なる世界にコピーされたのうち、周波数が似た個体を通じて私たちは話しているのかもしれないね。
【プレイヤー】
サラスヴァティのことは知っているのですね。
私も今のあなたたちにはun knownということなのでしょう。
カイト
とにかくアガシュラを倒すために旅をしているんだね。
君はイリスという子のためにここにいるわけだし。
【プレイヤー】
はい、そうです。私はイリスをさがして…
(【プレイヤー】の目の前にサラスヴァティのホログラムが現れる。)
サラスヴァティ
【プレイヤー】様…応答をお願いいたします。聞こえますか?
もしそこに異世界の存在がいる場合は、私が話しかけたことを言わないでください。
サラスヴァティ
すぐにお戻りください。現在いらっしゃる場所の次元の安定度が急激に低くなっています。
サラスヴァティ
下手すると次元の狭間に閉じ込められてしまうかもしれません。
とても危険な状況です。すぐに戻ってきてください。
【プレイヤー】
すいません、もう行かなければならないようです。
この場所が…
カイト
僕たちもその程度の空気は読めるさ。
僕たちも移動しなければならないしね…。
【プレイヤー】
では、いつかまた会えるといいですね。
(あいさつの瞬間、ルビーとカイトの姿がunknownという姿から無邪気な少年と少女の姿に変わった。)
【プレイヤー】
これは…子どもたちの本来の姿?あちらの世界の…
【プレイヤー】
とにかく早くサラスヴァティのところに行こう。
行けばきっと何かがわかるはず…