シナリオクエスト

クロスワールド(1)

イシュタル
ご苦労様でした、【プレイヤー】…何かあったのですか?
【プレイヤー】
エルメイが…
【プレイヤー】
(イシュタルにエルメイがシステムダウンしていたことを話す。そしてエルメイの近くで見つけたチップを渡す。)
(イシュタルはショックを受けた表情でそれを受け取った。)
イシュタル
…………
イシュタル
エルメイ…
イシュタル
…………
イシュタル
申し訳ありません…そしてありがとうございます。
エルメイの残骸はこの仕事が終わり次第に私が回収しましょう。
【プレイヤー】
はい、わかりました。
イシュタル
イシュタル
悲しむ時間すらないとは…今もモンスターは迫ってきています。
そのため、故障した機械を早く直さなければならないのです。
イシュタル
サラスヴァティがこの対策を探してはいますが…どれだけ時間がかかるかわかりません。
【プレイヤー】
イシュタルさん…何か私にできることはありますか?
イシュタル
…少々お待ちください。急ぎ伝えなければならないメッセージがあるのです。
【プレイヤー】
はい、わかりました。
(イシュタルがどこかにメッセージを送るために話し始める。)
イシュタル
フレイヤ…そちらは異常ありませんか?
そうですか…わかりました。
イシュタル
え?どうしてそれを?
イシュタル
…………
イシュタル
ふう…あの、【プレイヤー】…
【プレイヤー】
どうかしましたか?
イシュタル
サラスヴァティとフレイヤが話したいことがあるらしいので、そちらに向かっていただけますか?
あと、その途中で暴走する機械も処理していただけると助かります。
【プレイヤー】
お任せください。
イシュタル
フレイヤは性格がちょっと変わっているので…お気を付けください。
【プレイヤー】
サラスヴァティさんの話したいことというのは?
イシュタル
恐らくあなたが探している…
(巨大プラントの方からとてつもなく大きな爆発音が聞こえてくる。)
【プレイヤー】
急がなければならないようですね。
イシュタル
はい…よろしくお願いします。

(巨大プラントを越えたところで、楽しそうに少女が踊っている。)
???
チャンチャラチャララ…チャッチャッ!ハイ!
???
あ!人間だ!イシュタルさんじゃなくて人間!
【プレイヤー】
もしかしてあなたがフレイアさん?
(少女が突然の直立の姿勢で敬礼をする。)
フレイヤ
ぼーっとしてないで敬礼を受けてください!
【プレイヤー】
えっと…同じポーズをすればいいんですか?
(思わず敬礼をさせられる【プレイヤー】の反応に、フレイヤは満足そうな表情をする。)
フレイヤ
うふふ…
【プレイヤー】
あのフレイヤさん…?
フレイヤ
宇宙に佇むアスガルド!ここは誰の物?
不毛の地に咲く一輪の華!鳴かぬなら鳴かせて見せようコカトリス!
フレイヤ
優しさ満開!無骨なメカニックも一目惚れ!アスガルドのアイドル…フレイヤ!
フレイヤ
イシュタルさんよりも人気のあるフレイヤ!おっと…これは失言…
【プレイヤー】
…………
【プレイヤー】
またわけわからない人が出て来たな…
過ぎ去ったコドル
フレイヤさん…
過ぎ去ったコドル
完全に変質者の目で見られていますよ…
過ぎ去ったコドル
…聞いてますか?
(フレイヤは輝く笑顔でキメポーズをとっている。)
フレイヤ
静かにしなさいコドル…じゃないとチップを引っこ抜くわよ。
コドル
…了解。
【プレイヤー】
…………
【プレイヤー】
さて困ったな…
【プレイヤー】
ゴホン…えっとフレイヤさん。
フレイヤ
はい!
【プレイヤー】
巨大プラントで暴走していた機械は処理して来ました。
フレイヤ
ありがとうございます。ご褒美に人参はいかがですか?
【プレイヤー】
黒い…人参?…私は大丈夫です。
フレイヤ
チッ…バレたか。
【プレイヤー】
…この人参に何を入れたんですか?
フレイヤ
テヘッ☆それよりも、あなたにお願いしたいことがあるのです。
サラスヴァティがある空間に行く途中で妙なやつらが現れたのです。
フレイヤ
ロキです!
フレイヤ
なぜ、異世界の神ロキが現れたのかはわかりませんが…ここで悪さをしているようです。
フレイヤ
あいつをつかまえてください。
ロキが持っている物が手に入れば、サラスヴァティが調査してくれるはずです。
フレイヤ
そうすれば、きっと状況がわかるようになるはずです。
【プレイヤー】
ロキって言いましたよね?
フレイヤ
はい!
【プレイヤー】
では、私が探してみましょう。
フレイヤ
じゃあその前にこの人参を食べてください!力が出ますよ!
【プレイヤー】
…大丈夫です。ではいってきます。
フレイヤ
イシシ…残念!
フレイヤ
あーコドルコドル…こちらフレイヤ。
また戻ったコドル
はい、こちらコドル。フレイヤさん、何かありましたか?
フレイヤ
ねぇねぇ…黒い人参ってそんなにおいしくなさそうかな?
また戻ったコドル
そうですね…