シナリオクエスト

真空を超えてこんにちは!?

(ビフレストの中に入ると、巨大な宇宙船が見える。)
【プレイヤー】
これはすごい…これに乗ればアスガルドに行けるのだろうか。
(どこからか人の気配がする。その少女が【プレイヤー】の姿を見てびっくりして後ろに飛び退く。)
???
こんな所で人間に会うとは…私は支店長のスキュラです!
【プレイヤー】
こんにちは。
スキュラ
アスガルド行きの宇宙船に乗りに来たのですか?
【プレイヤー】
はい、そうです。
あの…本当にこれで行けるのでしょうか?
スキュラ
もちろんです、お客様!!
ここに来てから、16795%時間32分33秒…ついにアスガルドへ行けるようになったのです!
【プレイヤー】
そ…そんなに?!
スキュラ
そんなことはどうでもいいんです!
【プレイヤー】
(すごい労力を費やしたんだな…)
スキュラ
アスガルド行きシャトルがまもなく出発します!
乗客の皆様は乗り遅れのないように搭乗してください!
スキュラ
私…スキュラがご案内します。
【プレイヤー】
(何だかとてもうれしそうだ。)
スキュラ
あの…どうしてそんな目で私を見るのですか?
もしかして…言葉を話すタコが珍しいとか?
【プレイヤー】
も…もちろん初めて会いましたが、スキュラがとてもうれしそうだったので。
スキュラ
ふふふ…本当にうれしいですからね。
スキュラ
亀の怪物や、青い炎の鳥がいるのですから、タコ足の少女がいても不思議ではないでしょう?
【プレイヤー】
確かに!はは…
【プレイヤー】
え?
【プレイヤー】
…………
【プレイヤー】
何でそれを知っているのですか?
スキュラ
ふふ…シャトルが出発します!
それでは、目的地までゆっくりとおくつろぎください。

(スキュラの案内がシャトルに響く。そして、動きを止めたシャトルのドアが開かれた。)
【プレイヤー】
ここがアスガルドか…
【プレイヤー】
小さな宇宙船が巨大な宇宙船にくっついたような空間だ。
???
そう感じるのも無理はないさ!
【プレイヤー】
スキュラ?スキュラがなんでここにいるんですか?
スキュラ?
ちょっと似ているかもしれないが、スキュラではない!
スキュラとは、ビフレストにいる少女のことですよね?
スキュラ?
それなら人…タコ違いです!
【プレイヤー】
どう見てもスキュラだと思うのですが…
スキュラ?
どこを見てるんですか!
あんなキュートでラブリーな少女に髭があるはずがないじゃないですか!
【プレイヤー】
…確かにそうですね。
【プレイヤー】
…………
【プレイヤー】
もし本人なら宇宙船よりも早くここに来たことになりますからね。
スキュラ?
あっ!
【プレイヤー】
えっ?
スキュラ?
ゴホン…何でもありません!
これはすべてあなたの錯覚です!さあ、アスガルドに用事があるのでしょう?
スキュラ?
私はとても疲れたので休息を取らなければなりません。
【プレイヤー】
…わかりました。
ところで、どこに行けば他の人に会えますか?
スキュラ?
ここから奥に向かえば、イシュタルという方に会えるでしょう。
【プレイヤー】
ありがとうございます。それでは行ってきます。
スキュラ?
あ!道中の故障した機械は倒しておいてくださいね。
【プレイヤー】
(故障した機械?)
【プレイヤー】
…何で故障した機械が?
(スキュラ…のような存在が【プレイヤー】の質問に答えず後ろに下がって手を振る。)
【プレイヤー】
何か言ってるみたいだけど…とりあえず行ってみなさい?
(遠くからスキュラ?…がうなずく。)
【プレイヤー】
…ふう。仕方がない。イシュタルという人に会いに行こう。