シナリオクエスト

黒月姫の行方

ハヤト
やはり、姫様を追いかけるべきだったか…。
【プレイヤー】
(レインを追っていたあの人がハヤトさんだったようだ。 )
ハヤト
あなたは…姫様に会いに来たのか?
【プレイヤー】
はい、私に何か用ですか?
ハヤト
姫様が出ていかれてしまったのだ。
ジョアンに会わないといけないと言って…いったい何があったんだ?
【プレイヤー】
ああ、それは…
黒月城主
ハヤト、あまり彼を責めてやるでない。
ハヤト
城主様…私が行って姫様をお連れします。
いくら姫様とはいえ、あれほど激情に駆られていては…。
黒月城主
いや、お前にはここでやってもらわねばならないことがある。
ハヤト
では姫様は…
黒月城主
【プレイヤー】、君が姫を追いかけてくれないか?
ジョアンのこととなれば、姫は何も見えなくなっていることだろう。
黒月城主
きっと姫が今まで誰にも話してこなかった何かがあるのだ。
黒月城主
気づかなかった何かに…気づいてしまったのかもしれんな。
【プレイヤー】
…それはひょっとして、イリスに関することでしょうか?
黒月城主
そうかもしれんし、そうじゃないかもしれん。
確かなことは、姫はジョアンに会うために、イリスと一緒にいた場所に向かってるということだ。
【プレイヤー】
…そこはどこなのですか?
黒月城主
すべての答えを知るために向かった、アス神族の住む場所…ミッドガルド。
黒月城主
もし姫の居場所が見つからなければ、シノを訪ねてみるといい。
彼女はアオイチ出身だ…私に言われたと言えば、協力してくれるだろう。
【プレイヤー】
はい、わかりました
黒月城主
こんな頼みをしてすまないな。
【プレイヤー】
大丈夫です。すぐに向かってみます。

(にぎやかなミッドガルドの酒場だ。奥の方で、アオイチの伝統衣装を着た女が忙しそうに動いている。)
シノ
いらっしゃいませ、冒険者さん。
【プレイヤー】
あなたがシノさんですか?
私は黒月城で…
シノ
え?城主様に何かあったのですか?
【プレイヤー】
いえ、あなたに協力をしてもらうように言われてきました。
シノ
そうですか…冒険者さんは、何か気になることがあるような表情をされていますね。
【プレイヤー】
…黒月姫がどこに行かれたのかご存知ですか?
シノ
姫様はジョアンという人を探していると聞いていますが…。
【プレイヤー】
それが…
シノ
私も詳しくは知りませんので、代わりに別の情報をお知らせいたします。
シノ
先日、ビフレストに髪の短い女性が入っていったという噂を聞きました。
そして、その女性は石弓を持っていたと…。
【プレイヤー】
?!シノさん…ありがとうございます。
すぐにビフレストに向かってみます。
シノ
あ…冒険者さん!
シノ
…軌道エレベーターが故障しているという話をしようと思ったのに、もう行ってしまったようですね。