(あたりに充満する濃霧の影響で視界が悪いのか、バン・ギウがゆっくりと周囲を見回す。)
(海龍王の目が閉じられ、その巨大な体がゆっくりと水中に沈んでいく。)
???
海龍王様の気が落ち着いたようだ。どうやら眠りにつかれたようだな。
バン・ギウ
またお前の世話になるとはな。
とにかく手伝ってくれたことに礼を言おう。
バン・ギウ
デュランダル…オレよりお前の方が気に入られたってことか。
バン・ギウ
あいつは砂漠でデュランダルを探した時に会ったやつだ。
また今回も助けられちまった。
カティア・スー
助けてもらったことに感謝する。
ところで、ここには何をしにきたんだ?
【プレイヤー】
(イリスを探すためにアトランティスに行きたいこと。それにはカティア・スーの助けが必要であることを伝える。)
バン・ギウ
まだ仕事が残っているってわけか。
それはそうと、どうしてデュランダルはオレに使えなかったんだろう…。
カティア・スー
私は古代から海龍王を祀る巫女の一族だ。
以前は多くの巫女がいたが、今は私が最後の生き残りだ。
カティア・スー
巫女は人間と海龍王…異なる2つの存在を繋ぐ役目を持っている。
海龍王様の力で、私はお前が思っているよりも長く生きているのだ。
カティア・スー
デュランダルのおかげで海龍王様を止めることができたが、また何かが起きるかもしれん。
あの力の影響で…
(カティア・スーの話が終わる前に、水中から不思議な影が現れた。まるで海龍王が小さくなったかのような幻影だ。)
海龍王の霊体
私はしばらく力の回復のために眠ることになるだろう。
海龍王の霊体
力が回復すれば、もう一度お前を呼ぼう…それまではそいつの力になってやるがいい。
カティア・スー
海龍王様もお前の力の一端を垣間見られたようだ。
バン・ギウ
そういえば、お前はイリスの仲間のことも知っているのか?
【プレイヤー】
ジョエ、ムーウェン、黒月姫、レビには会いました。
バン・ギウ
あの女…ふざけたことしやがって…お前ももしあいつに会ったら騙されないことだな。
バン・ギウ
あいつは…オレたちを裏切りやがったんだ。
…とにかく!
バン・ギウ
あいつもアガシュラだったってことだろ。
いったい何を考えてオレたちと一緒にいたのか…。
【プレイヤー】
(どうやら、何か深い事情があるようだ。)
カティア・スー
話しの途中にすまない。
アトランティスに行くと言っていたな?
カティア・スー
今ならアトランティスに向かう水路が開かれているはずだ。
カティア・スー
海辺に沿って下っていけば行くことができるだろう。
【プレイヤー】
ありがとうございます。すぐに行ってみます。
カティア・スー
…【プレイヤー】。もし可能なら、少し私の手伝いをしてもらえないだろうか?
カティア・スー
ああ、そうだ。
海龍王様に危害を加える存在について、私の力だけでは調べることが難しいと思っている。
【プレイヤー】
(アガシュラについて何か知ることができるかもしれないな。)
【プレイヤー】
わかりました。お手伝いしましょう。
カティア・スー
お前は…イリスと似ているのだな。
その人を思う純粋な心…
カティア・スー
では、私について来てくれ。
火の巫女がいる所へ向かう。
カティア・スー
あ…バンは入れない場所なのだ。
巫女と特別な力を持った者だけが入れる場所…すまんな。
【プレイヤー】
(とにかく火の巫女のところに行ってみよう。)