???
待っていたぞ。
黒月城から来たというのはお前だな。
(黒月姫が言っていた場所に、ある男が立っている。普通に立っているだけのようだが、男から漂ってくるこの感じは…。)
カディ
私の名はカディという。黒月城の城主から届いた手紙の人物と同じなので、すぐにわかったよ。
カディ
手紙を届けた鳥が無事に帰れると良いのだが…
カディ
ああ、すまなかった。
それではマイノの宝石の話をしよう。
【プレイヤー】
すぐに貸してくれるのではないのですか?
カディ
まあ、まずは話を聞け。
私としてもすぐに貸してやりたいところだが…
【プレイヤー】
…わかりました。話を聞かせてください。
カディ
アオイチとエルパは兄弟同然の関係で暮らしてきた。
だから、マイノの宝石を貸すことは問題ない。
カディ
ただ…問題はそれがまだ存在すればということだ。
【プレイヤー】
ちょ…ちょっと待ってください。
宝石はここにはないのですか?
カディ
今もなお使い続けているアオイチの状況とはエルパは違ってな。
カディ
アオイチにマイノの宝石が献上されたのは、ずいぶん昔…エルパとアオイチがエリアス王国領ではなかった時のことだ。
カディ
砂漠にピラミッドが作られたとき、当時の指導者は数多くの宝物を王族の墓に奉納し、その中にマイノの宝石も含まれていた。
【プレイヤー】
そのピラミッドという所は、今は遺跡になっているのですよね?
そこに探しに行くのは危険なのですか?
カディ
例え実力があったとしても、古代の呪いに打ち勝つことができるかは疑問だ。
しかも古代の呪いが広がらないように設置された結界も今は破壊された状態だ。
カディ
だが、このタイミングは悪くない。【プレイヤー】…まずはピラミッドに行ってみるか?
カディ
バン・ギウというピラミッド関係の依頼を任せた者がいる。
そいつと一緒に中を探してみるといい。
カディ
私も手伝いたいところだが、ちょっと手が離せない問題があってね。
【プレイヤー】
仕方ありませんね。ピラミッドはカディさんの説明どおりに、その人と一緒に探索してみます。
カディ
ああ、気をつけろよ。
お前の無事を祈っている。
カディ
それにしても…バン・ギウが言っていた子に似ていたな…。