ユンファ
あら?シャオは気を失っちゃったようね。
きれいな顔が台無し。
チェン老師
うむ…話す力が残っているなら大丈夫そうだな。
【プレイヤー】
はい…あの方に救っていただきました。
チェン老師
神仙並みの力を持った者でなければ、玄武に会うこともその力から抜け出すことも難しいだろう。
【プレイヤー】
(あの女性も神仙並みということか。)
チェン老師
…君の想像どおりだよ。
ところで玄武はもうこちらに来るつもりはなさそうだな。
ユンファ
老師の気配を察して、近づくことができないでいるようですね。
ユンファ
玄武はあれでなかなか知能が高いようですからね。
チェン老師
私の代わりに、君が仕留めてくれてもよかったんだがね。
ユンファ
いえ、私程度の力ではまだまだ老師にはおよびません。
ユンファ
それに、やはりこれは人間たちの手で解決しなければならない問題ですから。
【プレイヤー】
(神仙たちの話なので、何のことか全然わからないな…)
(しばらく神仙たちの会話が続いた後、シャオが目を覚ました。)
チェン老師
気がついたようだな。怪我の様子は…うん、これなら大丈夫そうだ。
ユンファ
老師…大事な弟子が怪我をしたというのにそれだけですか?
シャオ…ちょっと顔を見せなさい。
ユンファ
ああ…このきれいな顔に擦り傷が。
玄武め…許さん!
シャオ
ユンファ様、私は大丈夫です。
修業が足りず、ご心配をおかけして申し訳ございません。
ユンファ
はあ…もういいですよ。しばらくはあんな敵は相手にするな。
シャオ
これでは龍京を守ることなんてできませんね…。
【プレイヤー】
シャオ…あまり自分を責めないでください。
チェン老師
そうそう、こんなことで悩まなくても良い。
ユンファ
老師!神仙の道を歩む弟子がいくら困っているとしても、私たちが口を挟んではいけません。
【プレイヤー】
私は【プレイヤー】…と申します。ジョエとムーウェンから言われて、龍京に来たのですが…
【プレイヤー】
(簡単な自己紹介をして、龍京の人たちがシャオを探していることを伝えた。)
シャオ
多くの方々に心配をかけてしまったようですね。
お知らせいただき、ありがとうございます。この件に関してあなたが申し訳なく思う必要はありません。
チェン老師
そうそう、まずは少し休むといい。
それで提案があるんだが…
チェン老師
シャオは立派な家柄の出身だ。その資質は申し分ない。
まだ幼いが、剣を扱う技術と真面目な姿勢は他人の模範となるだろう。
ユンファ
さらに!美しい声と踊り、楽器で音を自由自在に操る技術は非常に高い!私はシャオを楽仙にしたいと何度も…
チェン老師
それなのにあの玄武が現われて邪魔をするとは…。
私がちょちょっと片付けてやりたいところだが…。
チェン老師
あなたたちには理解できない世界かもしれないが。
【プレイヤー】
わかりました。あ、シャオ…大丈夫ですか?
シャオ
あの…老師。
お話を聞いた後に大変申し訳ありませんが…力を貸していただくことはできないでしょうか?
チェン老師
…ふむ。シャオの頼みを無視するわけにもいかんが…
ユンファ
この間も似たような問題を起こしたばかりでは…?
チェン老師
うっ…それは向こうが悪かったのだが…まあ…仕方あるまい。
なんとかやってみようじゃないか。
ユンファ
老師は寛大ですね。
何か良い方法があればよいのですが…。
チェン老師
あるさきっと。既に何か思いついてるんだろ?
ユンファ
そこの冒険者…私が手伝うための材料をちょっと集めて来てくれますか?
ユンファ
他に冒険者はいないでしょう?
玄武を退けられるような秘薬を作ってあげます。
そこまで難しいことじゃありませんから安心してください。
ユンファ
必要なものは[万年(晩年)麻]です。すぐに探してきてください。
ユンファ
シャオはまだ休んでいなさい…あの子のためにもね。