(赤いさとうきび畑の中から、何か困った表情の老人が見える。)
???
はぁ…やれやれ。これは大変だ。
まさか、私がこんなミスをするとは…。
(奇妙な仮面をつけた老人が、人の気配を感じとったのかこちらを見た。)
【プレイヤー】
(シャオと会話をしていた老人なのか聞いてみる。)
???
そうだよ。その青年が言った老人はまさに私のことだ。
私はチェン老師と呼ばれている。
チェン老師
そうだ、君。時間はあるか?
ちょっと手伝ってほしいことがあるんだ。
チェン老師
実はな、私が雲に乗ってこの地を通ったとき、ふとあの山に嫌な気運が集まるのを見たのだ。
チェン老師
ふふっ…雲に乗る神仙を見るのは初めてか?
(チェン老師の前に雲の塊が静かに近づいて止まった。)
チェン老師
とにかく…その気運の影響で何か大変なことが起こる気がしたので、その災難の種を集めておいたのだ。
【プレイヤー】
それが問題を起こしたってことですね。
チェン老師
…話が早くて助かる。
私を助けると思って、災難の種を集めてほしい。
種は袋の中で揺れ動いて爆発し、あの底の方へ…。
チェン老師
もし災難の種が芽を出してしまったら大変なことになる。
龍京だけでなく、この大陸を飲み込んでしまうかも知れん…。
チェン老師
そうなれば君が探しているシャオも見つけられなくなるだろう。
チェン老師
…厚かましい頼みだとは思うが、この老人を助けると思って頼む。
【プレイヤー】
(何だかうまく話にのせられたような気もするが…。)
【プレイヤー】
わかりました。お手伝いしましょう。
チェン老師
(チェン老師が【プレイヤー】の両手をぎゅっと握った。)
チェン老師
面倒ごとを押し付けてすまんな。では、約束どおり災難の種を捜してきてくれ。
チェン老師
災難の種は魔物たちの餌になってしまうからな…。
チェン老師
すまんな。私の頼みさえ聞いてくれれば、シャオがどこに行ったのか教えてやろう。
【プレイヤー】
(あの老人…何か隠しているようだけど…気のせいか?)
チェン老師
(フフフ…なかなか気が利くじゃないか。)