シナリオクエスト

感情の色(12)

アルケー
目を覚ましましたね…
【プレイヤー】
考えることが多くて。
アルケー
調子はどうですか?
【プレイヤー】
大丈夫ですよ。それよりプネウマ…
(アルケーが立っている場所を中心に空と土、遠くの精霊達が普段の姿通り力強く動いている。)
アルケー
あまり心配しないでください。
【プレイヤー】
でも、ヘカテーがプネウマとアルケーを脅したじゃないですか。
アルケー
アルケー
あの方の意図はわかりませんが、今は元に戻りましたので…とりあえず大丈夫だと考えるようにしています。
アルケー
プネウマは大事な役割をする場所ですので、あの方もこれ以上何かをするとは思いません。
アルケー
エリシアとプネウマが繋がった以上…あ…
【プレイヤー】
まさか、内緒ですか?
アルケー
いいえ、内緒ではありません。お話します。
二つの場所が繋がってエリシアとプネウマはお互い影響を受けることになりました。
アルケー
プネウマが危険になると、エリシアも危険になるのです。
アルケー
ですので、ヘカテー様も下手にプネウマを脅すことはしないと思います。
【プレイヤー】
なのにどうしてアルケーとプネウマを…
アルケー
…そこまではよくわかりません…
アルケー
プネウマを管理するだけの私に古代神であるヘカテー様の考えまでは理解できませんので…
【プレイヤー】
理解できないですよね。ああいう存在を理解するという自体が…
アルケー
【プレイヤー】さん。
【プレイヤー】
はい?
アルケー
知っておくべきのことがあります。ほとんどの神はヘカテー様と同じ立場であることを…
【プレイヤー】
古代神と捩じれた者、みんなこの世界を愛しているんじゃないんですか?
アルケー
世界を愛しているのは同じですが、生命を扱う行動はかなり違います。
皆さんがセレス様、ガイア様、イリス様のようではありません。
アルケー
黄昏の時代、神達は自分の反対側に立っている生命を見つけた瞬間、憤怒しました。過酷かもしれませんが、その生命達は消滅してしまいました。
アルケー
主だった神と共に…
【プレイヤー】
アルケー
ヘカテー様からすると今イリス様の人である冒険者さんもあの時と変わらないのです。
アルケー
ですから、人間の考えで神を理解しようとしてはいけません。
【プレイヤー】
はい…それでも少しもどかしいですね…
アルケー
あ…
アルケー
ヘイデンが冒険者さんにお会いしたいみたいですよ。
【プレイヤー】
アイエ島に何かありますか?
アルケー
そういうことではなく、砂時計に関する話をしたいみたいです…
【プレイヤー】
あ、感情の砂時計。あと2つですね。
【プレイヤー】
熱情と愛を願う感情、希望と平和を願う感情…
【プレイヤー】
私のミスでプネウマの外に運んだものですからすぐ見つけます。
アルケー
はい…
アルケー
【プレイヤー】さん、あまり複雑に考えないでくださいね。
【プレイヤー】
わかりました。なんとか解決しますから。
(アルケーが頷きながら冒険者をお見送りする。)
【プレイヤー】
(アルケーの心配はわかるけど…)
【プレイヤー】
(ヘカテーが魔女達の運命を作ったというのも気になる…)
【プレイヤー】
【プレイヤー】
とりあえずヘイデンに向かうか。