(聖堂の上階の奥にある礼拝堂、モルガナと戦った場所の隅にモルガナのものだと思われるペンダントが見える。)
【プレイヤー】
…モルガナが持っていたペンダントは私が壊したのに。どうしてここに残ってるんだ…まるで待っていたかのように…
【プレイヤー】
ふぅ、まあいいか。それより急いで人形とペンダントを破壊…
(見慣れた人物の人形とペンダントを破壊しようとした瞬間、どこかから濃い影が流れて来る。)
「あなたが信じていたものが一気に壊れるかもしれません。」
【プレイヤー】
…今回はモルガナの声…私の邪魔をしないで。
(破壊を止めようとする影に冒険者の攻撃が当たった瞬間、巨大な衝撃波が起こり静かな聖堂を揺らす。)
(礼拝堂を舞った埃が静まり、窓から明るい光が差し込む。頭を上げた【プレイヤー】の視界には人形とペンダントの痕跡はない。)
【プレイヤー】
もう大丈夫かな?何もないってことはいいってことだよね?
(帰ろうとする【プレイヤー】の前方の床から大きな影がゆっくり上がってきて、人の姿を形作る。)
(影から謎の存在の声が響く中、どこかで聞いたことのある声が混じって聞こえてくる。)
誰かの声
「この[■■]で死んでいったモンスター達は果たして当然君に殺されるべき[■]だったのか?」
■■■
「黒き月と■■、そして夜を待つ者達の主。」
■■■
「汝は神ではない。汝は汝が死ぬことを忘れるな。それを忘れなければ何も起こらないだろう。」
(その言葉を最後に世界の全ての歪んだ感情が籠っていた声が聞こえなくなる。そして礼拝堂に溢れていた影も見えなくなった。)