シナリオクエスト

エラー確認

ルートン
…観光客と村人たちはすべて戻ったようです…
【プレイヤー】
ルートン、一応休んでいてください。リーフ所長には私達から話しておきます。
ルートン
それでも報告を…
クロリス
でしたら8倍にしましょうか?
ルートン
ルートン
わかりました。
(ルートンが諦めたように軽く会釈をして家と見られる建物の中に入る。)
【プレイヤー】
クロリス
【プレイヤー】さん、どうしました?
【プレイヤー】
慣れているように見えます。
クロリス
生徒たちを指導しながら身につけた自分なりの方法です。特に男子生徒。
【プレイヤー】
クロリス
どうしたんですか?
【プレイヤー】
アハハ、何でもないです。
【プレイヤー】
では村にいる人達の状態を確認して、所長のところへ行きましょう。

ラシュール
気持ちよく休みたかったのに、うるさいな。ドークアルフの司祭たちがどうしてここに?
(森番たちが避難させた人々を見つめていたラシュールが軽く伸びをする。)
ラシュール
わからないけど、金にはならなそうだ。
(そんな中、近づく冒険者と目が合う。)
【プレイヤー】
ラシュールさん、大丈夫ですか?
ラシュール
お、【プレイヤー】とクロリス学園長。用は済んだのか?
クロリス
まだです。
【プレイヤー】
ラシュールさんは何もなかったようですね。
ラシュール
そんなことないさ。
【プレイヤー】
はい?
ラシュール
リーヴスラシルのいい物をかなり好条件で流通契約を結んだ。ハハハ。
クロリス
おめでとうございます、ラシュールさん。
(ラシュールが余裕のある笑顔で髪をかき上げる。こういうラシュールに慣れているのか、クロリスは何の感慨もない表情で拍手をする。)
【プレイヤー】
【プレイヤー】
ラシュールさん、村にいる間に変なことは起きませんでしたか?
ラシュール
さあ?慎重に見えたリーフ村長が急いで契約を終わらせようとしたのと、ドークアルフの司祭達がたくさん来ていること?
ラシュール
村の外で起きていることのせいなのかな?
クロリス
なんでもありません。
ラシュール
学園長がそういうならそういうことだろう。ハハハ。まあ、大丈夫でしょう。少し休んで明日には戻らないと。
ラシュール
目的を達成した場所に長くいると、咲いて来る金の匂いも消えてしまうんだぜ。
【プレイヤー】
(どういうことだ…)
ラシュール
ふふ、ではご苦労。いつかまた。
クロリス
ではまた今度お会いしましょう、ラシュールさん。
【プレイヤー】
また会えることはあるのかな…ふむ…

(コーレンが村のあちこちを走り回りながら観光客のクレームに対応している。そしてある程度終わったのか一息つく。)
コーレン
ふあ…やっと休める。
コーレン
カババとハリちゃんが敏感になったのと、見かけなかった動物が現れたのはどうしてだろう?
コーレン
森番たちが大丈夫だといいけど…
【プレイヤー】
コーレン、村はどうですか?
コーレン
うん、大丈夫。あ…
(コーレンが無意識に後ろに下がろうとする自分に気づいて足を止める。)
コーレン
ごめん、ボクも知らない間に。
クロリス
大丈夫ですよ。今回は逃げてないですし。
コーレン
ありがとう。それより二人は大丈夫?
【プレイヤー】
大丈夫ですよ。
コーレン
よかった。びっくりして戻ってきたお客さんがいたんだよ。それで心配で。
クロリス
コーレンは優しいですね。
コーレン
そう。ボク優しいんだ。
【プレイヤー】
アハハ…あ、コーレン。黒髪に青と赤のオッドアイのエルフを知ってますか?
コーレン
あれ?クロリスお姉ちゃんとキミはあの人知ってるの?
ボクはみんなが話すからどういうことがあったのかぐらいしか知らない。
コーレン
コーレン
おかしいな…
さっきはお姉ちゃんに聞いた眼鏡の魔法使いに会ったのを思い出したのに。
今はボクの知ってる話を思い出せない。
コーレン
なんだ…?
クロリス
ゼフィロスを思い出したんですね?
コーレン
うん、ルートンが森の案内をしたんだ。
【プレイヤー】
ふむ…
クロリス
ありがとうございます、コーレン。
コーレン
ごめんね。
クロリス
大丈夫ですよ。記憶を失くしたのはコーレンのせいじゃありませんから。
コーレン
だよね?
(クロリスが微笑みながら頷く。)
クロリス
コーレン、では私達は戻りますね。
コーレン
うん、わかった。
【プレイヤー】

クロリス
リーフ所長のところへに行く前に少し整理してみましょう。
【プレイヤー】
まず、ラシュールさんを始め外部の人が数人と、ルートンとコーレンのようなリーヴスラシルの住民達に話を聞きましたが…
【プレイヤー】
外部の人には何もおきていません。
ただ、村のエルフ達だけある男の名前と村で起きたことを覚えていません。
クロリス
ゼフィロスについては記憶が戻りました。どうやら手紙のおかげみたいです。
クロリス
そしてマーリンと呼ばれたあの男がモルガナに
準備は終わったと話していたのを考えると、間違いなく何かを企んでいると思います。
クロリス
問題は理由ですが…
【プレイヤー】
クロリスさん、ところで…
いきなりドークアルフの司祭団が到着したようですが、なんですかね?
クロリス
エルフの司祭達はなかなか動きません。
それにドークアルフ、それも数十人の司祭団ならより偉い存在の呼びかけで動いているはずです。
【プレイヤー】
より偉い存在の呼びかけ…あれ、クロリスさん?
(クロリスの目線の先に、集まる人たちの質問に答えているリーフが立っている。)
【プレイヤー】
リーフ所長…
クロリス
クロリス
所長ならあの男が何をしようとしたのかきっとわかっているはずです。