(小さなエルフの少女が慌ただしく走り回っている中、自分に近づく【プレイヤー】一行に気が付く。)
???
リーヴスラシルへようこそ!質問はいつだって歓迎ですよ!気になることがあればリーフに聞いてください。あ…
(自分をリーフだと紹介したエルフの少女がクロリスを見て動きを止める。)
リーフ
村長と言われて思わずはい、と答えそうになりました。こんにちは、クロリス学園長。
クロリス
はい、所長。お久しぶりですね。学園祭以来ではありませんか?
リーフ
そうですね。2年前、学園祭に招待していただきありがとうございました。
リーフ
そして住民達の無礼について、代わりに謝罪します。
クロリス
大丈夫ですよ。私には慣れていることですので、お気になさらないでください。
リーフ
皆いい子ですが…昔のことでトラウマがあるのです。
クロリス
ちらっと聞いたのですが、村に何かがあったみたいですね。
リーフ
昔のことですので、お気になさらないでください。学園長、隣にいる方の紹介をお願いしてもいいですか?
クロリス
こちらは【プレイヤー】さんです。ご存じかもしれませんが、ジェレニス学園のことも助けていただきましたし、他の大陸のことも解決した英雄です。
リーフ
老後はリーヴスラシルで暮らすのはどうですか?伝説の中の勇者と共に新たな英雄がリーヴスラシルに眠る、素敵ですよね?
【プレイヤー】
今からあまりに先のことを考えたくないです。
【プレイヤー】
(まず稼ぐことから考えてるなんて、普通の人ではないな。)
リーフ
学園長、どういった御用ですか?シルバリア帝国から協力要請の公文書が届いたのですが、もしやそれと関連していますか?
(リーフがポケットから紙を取り出して読み上げる。)
リーフ
リーヴスラシル管理所へご協力をお願いいたします。村の訪問者1人に関する情報を訪問者クラリスと【プレイヤー】に提供していただき…
リーフ
帝国建国の初期にもこういうことはありませんでしたが、どうしたんですかね?
リーフ
アハハ、言ってみただけですよ。冗談はここまでにして、お探しの方について教えてください。
【プレイヤー】
ゼフィロスさんです。説明はクロリスさんからお願いします。
クロリス
彼は人間で、身長は私より大きいです。
ペリドットのような緑の瞳で、黒い眼鏡をかけています。
クロリス
いつも冷たい顔をしていますが、たまに優しい笑顔になる時があります。
帝国の柄が描かれた魔法使いの服装をしています。
リーフ
全然優しくなかったですよ?笑顔があんなに苦手な人間もいるんだなって思ったのに…
【プレイヤー】
あれ、ゼフィロスさんに会ったのですか?
リーフ
身分を明かして、魔法の道具の材料を探しているとのことでした。極小量だけと言われたので許可しています。
リーフ
どのぐらい採ったのか報告を待っていたのですが、戻って来ていません。
リーフ
念のためルートンには森の捜索を、コーレンには宿の確認をお願いしています。
ですが、見かけないので、そのまま帰ったと思っていました。
リーフ
ではお二人には水晶月の森の一般区域のほかにも制限区域への出入りを許可します。
リーフ
森番であるルートンにも話しておきますので、
森で迷いそうだったら中央の休憩所のルートンをお訪ねください。
リーフ
助けたら2倍で返してもらえると聞きました。楽しみにしてますね。
リーフ
私は仕事が溜まっているので、皆さんと共に行くことはできません。
ここに地図と、あと外に標識もあるので道に迷うことはないと思います。
クロリス
これだけで十分です。ありがとうございます。
リーフ
私もここで情報を集めてみますので、あまり心配しないでください。
【プレイヤー】
では私達は森に行ってみます、村長…
リーフ
あ、待って…な、なんだ?村の空気がおかしい…