シナリオクエスト

Mors tua, vita mea (6)

アルケー
カイロスには会えましたか?
【プレイヤー】
はい、カイロスはこれを渡して眠りにつきました。アルケー、これが何かわかりますか?
(アルケーが【プレイヤー】から精霊の翼を受け取る。)
アルケー
これは精霊の翼ですね。生命の光を失くした精霊から落ちたもののようです。
【プレイヤー】
カイロスが言うには、これが私の時間の一部を覚えたままプネウマに来たんだそうです。そしてこれをアルケーに渡してほしいと言っていました。
アルケー
私に?ふむ…
(アルケーが少し怪訝な表情をする。)
【プレイヤー】
(ん?)
アルケー
…ペンダントにひびが入りましたね。
(【プレイヤー】の手にあった黒い三日月のペンダントから、何かが割れる音が聞こえる。だが、少しひびが入っただけで、完全に割れてはいないようだ。)
【プレイヤー】
精霊の翼の影響を受けたようですが…止まってしまったようですね。
アルケー
黒い三日月の力が、精霊の翼から流れている力より強いのでしょう。
アルケー
ペンダントにひびが入ったのはイリス様のおかげですね。
【プレイヤー】
え?イリスですか?
アルケー
この精霊の翼はイリス様からの贈り物です。きっと冒険者さんを守るために…
アルケー
月と花、草木の主となったイリス様がこの星にいらっしゃる間は、いつも明るく美しい月が上るのです。
アルケー
そうでない時は黒い三日月へと変わってしまうのです。
【プレイヤー】
待ってください!月の主はイリスだけじゃなくて、他にもいるってことですか?
アルケー
ガイア様が大地の一部である草木をセレス様に分け与えたように、月も最初からセレス様だけのものではなかったのです。
【プレイヤー】
古代神の事情はわかりませんが、それってつまり…うっ…頭が…
アルケー
私にも何かが干渉しているようですね。
アルケー
その存在が正体を現せば名を知ることくらいはできるかもしれませんが、今はまだわかりません。
【プレイヤー】
イリスの力でやっと半分くらいまで割れたけど、残りの半分はどうしたらいいんでしょうか…これと同じくらいの強い力を持つ物って…
【プレイヤー】
そうだ、この精霊の翼はオルカリウムから来んだから、あそこをもう一回探すのはどうですか?
(アルケーが【プレイヤー】の話を聞き、おもむろに腕を広げる。すると、どこかともなく精霊達が集まり出し、アルケーに謎の言葉で話しだす。)
アルケー
精霊達もいい方法だと言っています。
アルケー
冒険者さんはオルカリウムに行ってから他の時空間飛ばされたわけですから…まだどこかにオルカリウムの場所が残っているはずです。
【プレイヤー】
【プレイヤー】
黒い三日月のペンダントのように、私を待っている物があるかもしれませんね…
アルケー
もし何か見つかりましたらここに戻って来てください。プネウマはどこよりも安全な場所なのですから。
【プレイヤー】
わかりました、アルケー。では行ってきます。
アルケー
お気をつけて。

(生命のエンテレケを彷徨っていると、奇妙に輝く小さな石がひとつ目に入った。)
【プレイヤー】
これは…ナーシャが見つけたエンテレケの破片?
【プレイヤー】
あの時に消えたはずなのに…
【プレイヤー】
【プレイヤー】
とにかく持って行ってみよう。

(エル・ラルサに出会った場所の後ろに精霊達に愛された木達が見える。切られて長い時を経た切り株の間に小さな光球が見える。)
【プレイヤー】
これはエル・ラルサの周りにあった光…とても強い力を感じる。
【プレイヤー】
これで…いいんだね。
【プレイヤー】
【プレイヤー】
よし、プネウマに持って行ってみよう…