シナリオクエスト

Mors tua, vita mea (5)

アルケー
【プレイヤー】
こんにちは、アルケー。
アルケー
考え事をしていて気づきませんでした。こんにちは、冒険者さん。
アルケー
ん?
【プレイヤー】
どうしましたか?
アルケー
他の空間の影響を受けて来たのですね。プネウマの精霊達に影響はないはずですが、念のため…
(アルケーが以前も使っていたマタタビの香水を振りまく。)
アルケー
これで大丈夫でしょう。
【プレイヤー】
ありがとうございます、アルケー。今回私が来たのは…
アルケー
【プレイヤー】様の身に何かが起こったようですね。大丈夫ですよ、私に何か手伝えることはありますか?
【プレイヤー】
少し長くなりますが、状況をお話ししますね。
【プレイヤー】
(アルケーにオルカリウムであったことからプネウマに来るまでの過程を全て話す。)
アルケー
エル・ラルサ…という精霊が亡くなったのですね。私はお会いしたことありませんが…
アルケー
アルケー
プネウマにいた精霊達が同じ場所をじっと見ていたことがありました。その時、小さな光がプネウマを通り過ぎたのです。
アルケー
恐らくそれがエル・ラルサの光だったのかもしれません。
【プレイヤー】
アルケー
イリス様が【プレイヤー】さんを助けたのは、後悔のない選択をするためだったのだと思います。ですから、あまり心配される必要はないでしょう。
【プレイヤー】
はい…
【プレイヤー】
プネウマの精霊達は大丈夫なのですか?
アルケー
大丈夫だと思います。私は精霊ではないので、精霊の考えや感情を理解することはできませんが、彼らの寂しそうな思いは理解できました。
アルケー
さて、この話はここまでにして、あなたはカイロスのところに行ってみてください。
【プレイヤー】
カイロス?
アルケー
恐らくイリス様と繋がっている冒険者さんの時間、その時間に誰かが介入したことについて、カイロスが何かを感じとったみたいなのです。
【プレイヤー】
アルケーも何か知っているのですか?
アルケー
いえ、私は何も知りません。私が知る神はガイア様とイリス様が全てです。
アルケー
カイロスやクロノスは私より長く生きているので知っていることも多いはずですが、精霊である以上、その摂理から離れることはできません。
【プレイヤー】
摂理…
アルケー
冒険者さんがオルカリウムで会ったイリス様とエル・ラルサのような関係です。
【プレイヤー】
【プレイヤー】
(話を聞けば聞くほど複雑だ。あの老人がこの世界にまた誰かを送ったのかな?)
【プレイヤー】
…カイロスのところに行ってみます。
アルケー
はい、お気をつけて。

(カイロスが驚いたように毛を逆立てるも、【プレイヤー】の姿を確認して元に戻った。)
カイロス
びっくりしたじゃにゃいか。やっと眠れたってところに現れおって…
【プレイヤー】
すいません…
カイロス
よいよい…ところでどうし…くんくん…この匂いがするってことはアルケーに会ってきたんにゃね。
カイロス
何か…他にょ力にょ影響を受けた…
【プレイヤー】
えっと…
カイロス
よいよい…説明しにゃくていい。
カイロス
女神様は大丈夫にゃから心配しにゃくていいよ。
【プレイヤー】
それって…
カイロス
私はそれについては話してあげられにゃいのだ。すまんな…私は精霊にゃから…
【プレイヤー】
そうですか…
カイロス
これをアルケーに持って行くにゃ。
カイロス
オルカから飛んで来た精霊にょ翼にゃ。壊れてるけどにゃ。
【プレイヤー】
どうしてこれがここに?
カイロス
オルカで起きたことにあにょ力が介入してしまってから、それに耐えられずに私にょ領域に飛んで来たにゃ。
【プレイヤー】
カイロス
あなたにょ時間にょ一部を覚えいている物にゃから、これにゃらあなたが戻る時間に導いてくれるかもしれにゃい。
【プレイヤー】
ありがとうございます。
【プレイヤー】
ところで…本当にプネウマは大丈夫なのですか?
カイロス
大丈夫にゃ。ただ少し影響を受けただけ…ここは壊れにゃいよ。ここが壊れたら全ての世界が危にゃいから捩じれた者もここは手を付けにゃいさ。
【プレイヤー】
よかった…
カイロス
さて、これでやっと眠れそうにゃ。これはあなたじゃにゃいと外には運べにゃくてにぇ。
【プレイヤー】
ありがとうございます、カイロス。
カイロス
では気をつけてにゃ。
(カイロスはそう言うと、深い眠りに落ちた。)
カイロス
ZzzZzz…
【プレイヤー】
え?もう寝たの?
【プレイヤー】
【プレイヤー】
何だか私まで眠くなってきたな。ふああ…おっとそんな場合じゃない。急ごう。