(緊張が解けたのか、ナーシャはそのまま座り込んでしまう。)
ナーシャ
…私は大丈夫です。
遠くまで出かけたのは初めてだったので、少し緊張してたみたいです。
【プレイヤー】
ナーシャ…オルカリウムであったことは…
ナーシャ
…わかってます。もちろん誰にも言いません。
あ…でも総長には話してもいいですよね?
ナーシャ
ありがとうございます。ほっとしたら、何だかお腹空いてきましたね。
【プレイヤー】
ふふっ…私もです。そうだ、一緒にシルバーイージスで食事していきませんか?
ナーシャ
やったー!!すぐに着替えてくるので、ちょっとだけ待っててください!
【プレイヤー】
(…オルカリウムのことはもう一度考えて整理が必要だな。イリスは大丈夫だと思うけど…それでも…)
【プレイヤー】
あれ?マッドリンも元の色に戻りましたね。
デイナ
やあ。もしかして君たちもシルバーイージスに?
【プレイヤー】
はは…実はお腹が空いてしまったので、ナーシャと向かおうとしていたところです。
デイナ
せっかく誘ってもらったのにすまないな…今日のところは…
(その時、デイナの肩越しに、にゅっと手が伸びた。)
ナーシャ
ぼ…冒険者さん!すぐに頭を下げて!早く!
(ナーシャが【プレイヤー】の服を掴んで、ぺこりと頭を下げる。)
誰かの声
かまいませんよ。【プレイヤー】、頭を上げてください。
(頭を上げると、宝石のように輝く蒼色の瞳の女性が微笑んでいた。)
【プレイヤー】
(なんて美しい人だろう…それにこの太陽の形をしたティアラは…)
【プレイヤー】
こんにちは…あの…私のことをご存じなのですか?
女性
ずっとお会いしたいと思っていたのですが、なかなかその機会がありませんでした。
とてもお忙しくされていらっしゃいましたので。
カイナ
私はカイナ・ダーン・シルバリア…デイナの姉です。
妹たちに力を貸していただいたことに感謝いたします。
【プレイヤー】
デイナさんのお姉さん…こちらこそ会えて嬉しいです。
【プレイヤー】
ん?デイナさんのお姉さん…ってことは…