(リコッタがそれ以上言わないように【プレイヤー】の手を引っ張る。)
リコッタ
【プレイヤー】さん、詳しい話をラーナさんに言う必要はありませんよ。
リコッタ
…はい、営業秘密のようなものでして。ラーナさんが書いている紀行文に悪影響を与えるのが心配で…
ラーナ
なるほど。そういうことなら仕方ありませんね。人形に関する話は書かないようにします。
ラーナ
私は漂流されたのです。それで皆さんが私を含めて島に漂流した方々を再び連れて来たってことですね。
ラーナ
おかげでアイエ島での記憶がいい経験となりました。記録に残すことができてよかったです。
(ラーナが眼鏡を拭きながら【プレイヤー】の目を見つめる。)
ラーナ
ごめんなさい。見えなくてしわを寄せてるだけですの気にしないでください。
【プレイヤー】
そういうことでしたか。もし帰りでしたらゲートまでお送りしますか?
ラーナ
いいえ、大丈夫です。お迎えに来てくれる方がいます。私が遅れてしまったのか探しているようです。
ラーナ
また会える日があると思います。【プレイヤー】さん、リコ。
(ラーナが笑顔と共に手を振りながらゲートウェイに向かう。)
リコッタ
信頼というものは意外と硝子のように割れやすいものですが…はい、信じてみましょう。
リコッタ
では私は自分の仕事があるので行ってみます。しばらくここにいるので私の力が必要でしたらいつでもお訪ねください。
【プレイヤー】
わかりました。リコも気を付けてくださいね。
(リコッタが頷いてネレイス関門のオフィスがある場所に向かって歩き始める。)
【プレイヤー】
(キルケがどこに向かったのか、他の魔女が何をするのかもわからないのに…待つだけで大丈夫かな…)
(ぶつかりそうになった人の顔を見るとどこかで会ったような気がする。)
【プレイヤー】
(この人、どこで見かけた?見慣れた気がするな…)
(固い顔と深い顔の傷、貴族の感じが溢れる征服の中年男性が嬉しい顔で冒険者を見つめる。)
???
こういう場所でお会いできると思っていませんでした。
???
活躍は聞いていました、【プレイヤー】…あ、僕の紹介が遅れましたね。僕はアーロンと言います。シルバリア帝国議会で些細なことを担当しています。
アーロン
今まで帝国に力をありがとうございます。これから会い続けることになるかもしれませんね。魔女に関することもありますので。
アーロン
おっと、お客さんがお待ちしているのでお先に失礼します。
(アーロンと紹介した中年男性が自分の話だけをして急いでゲートがある場所に向かう。)
【プレイヤー】
何だ、あの人は?あの人も魔女を知ってるのかな?偉い人だから魔女のことを知ってるのか?
【プレイヤー】
皇帝と関わる人な気がするけど…今度デイナさんかイリスに聞いてみよう。
(一方、冒険者が離れると遠くから見つめていたアーロンがゆっくり歩いて来る。)
アーロン
あんなに素晴らしい力なのに、あの時奪えなかったなんて…過ぎたことは仕方がないが…
アーロン
これから魔女達を呼び出すのにちょうどいい餌になりそうだから、頑張ってサポートしないとな…