(ラーナが生命力を失って倒れた人形達の前に座ってあちこち見返している。)
【プレイヤー】
どうですか?何かわかったりしますか?
リコッタ
ずっと見てはいますが、まだ答えはないですね。
【プレイヤー】
たしかにこんな短い時間で何かを把握するのは難しいですよね。
リコッタ
【プレイヤー】さんは何かわかりましたか?
【プレイヤー】
ラーナさんの言う通り人形達が演技をする人が足りないと連れて行こうとしました。
ラーナ
大した事ではありませんが、些細なことに気づきました。
ラーナ
この人形達、同じ見た目をしているように見えますが、実は少しずつ違います。
ラーナ
身長だったり、体や頭のような身体の一部の大きさも違います。そして、痛みを感じます…
ラーナ
普通の人形ではないと思っていましたが、これはまるで…
リコッタ
だから人、いや生物のような感じということですよね?
リコッタ
私は信じます。私達が住んでいる世界にはより信じられないことがたくさん起きていますから…ラーナさんが怖がっているようでしたので気絶させただけです。
(リコッタが一行の前に出て大きなランスを振り回す。だが、ランスは何かに止められたのか後ろに飛ばされる。)
???
そこまでしなくても大丈夫ですよ。精霊は人間に害を与えませんので。
(少女が宝石のように輝くオッドアイで一行を見つめる。そして、持っている人形の手を振って挨拶をする。)
【プレイヤー】
精霊…?翼を見ると精霊ではあるようだけど…
???
私がこの人形達を連れて行ってもいいですか?
???
人形達が皆さんを無理やり連れて行かないように話しておきます。
リコッタ
…この人形達は私達をどこかに連れて行こうとした。
???
ごめんなさい。あの人形達は自分の仕事を全うしただけで、悪いことはしてないので許してください。
ラーナ
…それ以上話せないなら何かがある気がするな。
【プレイヤー】
私達がこの人形達を渡さないとどうなるんだ?
???
仕方ありませんね。人形達の面倒を見させてもらえないのであれば戻ります。
(精霊が再び人形の手を振って挨拶をする。そして、急いでどこかに飛んでいく。)
ラーナ
どうやらあの精霊と話してみた方が良さそうですね。
【プレイヤー】
リコとラーナさん、ここで待ってもらってもいいですか?私があの精霊に行って方法を探してみます。
リコッタ
一人で行かせるのはあまり気が向きませんが、仕方ありませんね。まずこの前でラーナさんと共に何か力になりそうな情報を探してみます。
(【プレイヤー】の姿が島の奥に消えると周りを確認したラーナが手帳を広げる。)
ラーナ
まず、ここで起きたことを書いておく必要がありますね。
ラーナ
さっき消えた精霊が人間に害を与えないって言ってたじゃないですか。ということは…ここに人間に害を与える何かがいるってことですかね?