???
たしか帝国の首都に戻る街道があるはずなのに…いくら歩いても見つからない。人形しかないし…
???
なんでこんなに見えないの？あ、眼鏡…さっき人形達にとられちゃったよね…
(女性がポケットから眼鏡を取り出す。そして手帳の中から地図を広げて周りを確認する。)
???
地図にもない場所だなんて。こういう場所に着いたのは??から不運が移ったせいなのかな？ふっ、それはまた考えることにして。
(女性が手帳に何かを頑張って書いていて、前にいる人も見えてないようだ。)
(しばらくしてから人の気配を感じた女性が手帳を閉じて前を確認する。自分を不思議に見つめている二人がいるがあまり気にしていないようだ。)
リコッタ
…普通の方ではないですね。ここで旅行っていうワードを出すなんて…
【プレイヤー】
もし、ここを通る女の子を見てませんか？
【プレイヤー】
いや、そういうわけではなく…あれ？あの、エリアスから来ましたか？服装が…
リコッタ
エリアス？ジエンディア大陸の都市だと聞きました。
???
はい、そうです。私はジエンディア大陸のエリアスから来ました。あ、私の紹介を忘れていましたね。私はラーナと言います。旅をしながら記録をする仕事をしています。
ラーナ
どこかで見かけた気がしますが…以前??? ??に来ていませんか？名前が【プレイヤー】…ですよね？
【プレイヤー】
はい、そうです。あ、そうだ。そうですね。そこにいた…あの時はお話もできていませんでしたね。
ラーナ
大丈夫ですよ。これから縁を繋いでいきましょう。
リコッタ
私はシルバリア帝国皇帝の仕事を手伝っている騎士、リコッタと言います。
【プレイヤー】
ところで、ここにはどうしましたか？
ラーナ
プレイオスの東部を通って西部に向かっている途中でした。ネレイス関門のゲートを利用すればいいと聞いたのです。
ラーナ
たしかゲートに乗ると西部の遺跡地を通ってグラスタンに行けると聞いたのですが…
ラーナ
ゲートに乗っていると…ここに着きました。西部に通る道でもないですし、地図にも載ってない場所ですね。
ラーナ
あちこち歩き回ってここの名前がアイエ…という話を聞きました。
ラーナ
人形達がアイエ島にようこそと言いながら連れて行こうとしたのです。何かがおかしかったので全部やっつけましたが、少しもやもやします。
リコッタ
初めて聞く名前ですね。というかここの人形達をやっつけたのですか？そういえばここの人形達、関門に現れたのと同じもの…
【プレイヤー】
その人形達はどうして連れて行こうとしたんですか？
ラーナ
それは私もわかりません。舞台があるのに演技をする人がいないって言ってたかな…
ラーナ
こういう状況も初めてですので書いておく必要がありますね。
【プレイヤー】
漂流している人の割には落ち着いてますね。
ラーナ
昔から不運を集めてる従妹のおかげであまり驚かないようになりましたので。
ラーナ
それより、現れる人形達に対する情報を集めるのはどうですか？そしたらここ「アイエ島」がどういう場所なのかもわかる気がしますが…
【プレイヤー】
ラーナさんはここで待っててください。
ラーナ
旅とは自分で体験したことに意味があるのですよ。私も行きます。
(前に進んでいたラーナが何かにぶつかったように座り込む。驚いたリコッタが近づいてラーナを支える。)
リコッタ
大丈夫ですか？あ、これは…お待ちください。
(リコッタが手を差し伸べると謎の力の波長が起きる。)
リコッタ
結界が広がっています。私やラーナさんは近づけない…
ラーナ
仕方ありませんね。【プレイヤー】さんの話通りここで待ちます。その代わりやっていただきたいことがあります。
ラーナ
…この前で人形に対する情報を集めてください。そうすると私が急いで人形の分析を始めますので。
【プレイヤー】
…わかりました。とりあえず行ってきます。その間リコがラーナさんの隣にいてあげてください。
リコッタ
心配しないでください。こう見えて私は強いですから。