シナリオクエスト

感情の色(8)

ナリン
【プレイヤー】様、おかえりなさい!
【プレイヤー】
こんにちは、ナリン。
ナリン
お待ちしておりました。
【プレイヤー】
私がここに来ると知ってたんですね。
ナリン
精霊達が動揺していたので私の足りない能力でも気付くことができました。この付近でこの世界のものじゃないものが落ちていることに気が付きました。
ナリン
ですが、私と似ているオーラで、ガイア様のオーラを感じたので一応見守っていたところです。
ナリン
ちょうど精霊のおじい様という方がお話を送ってくれたおかげで冒険家様をお待ちしておりました。
ナリン
冒険者さん、行ってきた場所について説明していただけますか?
【プレイヤー】
あ、はい。
【プレイヤー】
(ナリンにプネウマに行ってきた話を伝える。)
ナリン
ナリン
なんだか懐かしい感じがします…
(話を続けていたナリンの目に涙が少しずつ光ってそのまま落ちる。落ちた涙は氷の結晶になって風に乗ってどこかに飛んで行ってしまう。)
【プレイヤー】
ナリン?
ナリン
申し訳ありません。こういうつもりじゃなかったのに…ただ誰かに向けた慰めの心を感じて。あ!
ナリン
村の外にあるようです。大きな力がとどまっていた場所にあのモノが…
【プレイヤー】
村の外の大きな力がある場所なら…
ナリン
木霊の泉なのでしょう。おそらくそのモノは冒険者様と共にこの世界に来たので、冒険者様にだけ姿を現せるはずです。
【プレイヤー】
すぐ探してナリンに持ってきます。
ナリン
ナリン、喜んでお待ちしております。

(ナリンが【プレイヤー】から受け取った砂時計を見つめる。)
ナリン
この紺色の砂時計…
ナリン
…この中から感情が激しく揺れています。生命のための…おそらく自分より他の人を考える生命の性質なのでしょう。
ナリン
古代神が持っていた感情とも繋がっております。
ナリン
この砂時計の力が女神様に伝わるならたくさんの力になるのでしょう。
【プレイヤー】
ありがとうございます、ナリン。
ナリン
私の仕事をやっているだけです。恐れ入ります。でしたら氷も一瞬に溶かすように仕事を片付けます。
(ナリンが巻物を広げてその上に紺色の砂時計を置く。)
ナリン
ナリンナリンナリリン!
【プレイヤー】
(ナリンが呪文を唱えると砂時計がゆっくり粉のように巻物の中に溶け込む。)
【プレイヤー】
この呪文は聞いても聞いても慣れませんね。
ナリン
1000回は聞かないと慣れませんよ。
【プレイヤー】
…そんなにたくさん聞かないといけないんですか?
ナリン
ふふ、今日はこれで終わりです。この感情が女神様にも大きな力になると思います。
ナリン
この巻き物は神様からいただいたものですから…
【プレイヤー】
ありがとうございます、ナリン。精霊様達のおかげでたくさん集めました。ところで残りはどこで探せばいいのか全然わかりません。
ナリン
イリス様もどうやって見つけるべきなのか悩んでいると思います。引き続き精霊達の力が必要です。
ナリン
どういう精霊達がどういう仕事をしているのか…ナリンもお手伝いいたします。
【プレイヤー】
(イリスも悩んでるよね…)
ナリン
あまり心配しないでください。私とイーオーもいろいろ砂時計の行方を調べますのでお待ちください。
【プレイヤー】
ありがとうございます、ナリン。
ナリン
いいえ。では私は他に仕事がありますのでお先に失礼します。
【プレイヤー】
はい、また会いましょう。
【プレイヤー】
【プレイヤー】
(全然わからないけど、まず手がかりを集めて行くしか…)