アルケー
モス王国がモロスを占領する前にもここはたくさんの人達が戦っている場所でした。はるか昔からイーストランドはあらゆる紛争で溢れていました。
【プレイヤー】
アルケー、ここを知ってるんですか?
アルケー
ここは私の2回目の命の故郷です。オネイロ森にある村で生まれました。
アルケー
あの時の私はどうしても強くなりたかったみたいです。1回目の命は覚えてもいないのに…役に立てられなかったという気持ちだけを持っていました。
アルケー
それで一人で頑張って剣を持って修練をしました。ですが、私の力は村を襲撃しようとする外部の危険にやっと耐えられる程度…
アルケー
そういう私の前にとある魔法使いが現れました。あの時、あの魔法使いの一言を思い出しました。
【プレイヤー】
アルケー、待ってください。あの時は少年だったんですか?
アルケー
魔法使い様は自分の言う通り修練すると強くなれると言いました。実はそれは神の力を借りることだったのに…
アルケー
私は強くなるために魔法使い様と共にイーストランドやプレイオスを行き来しながらたくさんのことをやりました。そして少しずつ強くなりました。
アルケー
色んな人に出会えて、色んな人を守りました。
アルケー
そんな中、魔法使い様が少し席を外した際、ある戦場で帽子をかぶった少年に出会えました。その少年は私に変なことを言っていました。
アルケー
「君に鍵になってもらうことはできないよ。君は罪人が待つ魂を持っているから…」
アルケー
その言葉を最後に少年は大きな獣に変わって、私の首を噛みました…
アルケー
それが私の2回目の命が持つ記憶の終わりです。
アルケー
はい。【プレイヤー】様が使っていたオーブパネルの力。それは私の記録ですから。
アルケー
魔法使い様が戻ってきて死んだ私をここに送ってくださいました。
【プレイヤー】
複雑すぎて整理が上手くつかないです。
アルケー
困惑する話ですよね。ですが、お話しなければならなかったのです。
【プレイヤー】
つまり、アルケーはデル族に融合されなかった魂だったのにガイア様が助けてくれたんですよね?それで生まれ変わってみたら男の子でしたし。
【プレイヤー】
魔法使いに変身したガイア様と一緒に修練をしていたって、それ私が知っている古代超人少年なんですよね?
アルケー
超人は超人ですが、古代までではありません。アドリカ様を除く超人達より少し前の話ではありますが。
【プレイヤー】
アルケー、いや、ウィーバーだった時、とにかく、アガシュラであるジェリルが噛んで殺したということですよね。でも…
【プレイヤー】
(バイスが話した永遠の時間の中に埋まっていて目覚めた魂…、鍵の条件にアルケーは合っているけど私ではない…)
【プレイヤー】
(でもジェリルはアガシュラだからデル族を殺しただけなはずなのに、バイスがやることを既に知っていたということだよね…)
(複雑そうな【プレイヤー】の顔を見ていたアルケーが静かに手を握る。)
アルケー
何を考えているのかわかるような気がします。
アルケー
私の話は【プレイヤー】様の心を複雑にしようとしたわけじゃないです。ですのであまり気にしないでください。
【プレイヤー】
ごめんなさい。私が経験したことがアルケーと関係しているような気がして…
アルケー
これからガイア様に会わないといけないのです。ちょうど着きました。
【プレイヤー】
…ガイア様はどこにいますか?ここにはいないようですが…