(他の場所で見れなかった姿の精霊達に付いて行くと、一人の少女が立っている。)
(月光に溢れながら立っていた少女が精霊達を見て晴れやかに挨拶をする。)
???
いたずらでも噛むのはだめだよ。噛まれて死にたくないの。
(少女が精霊達の頭を撫でる。そして【プレイヤー】の頭も撫でる。
だが何かがおかしかったのかもう一度撫でて疑う顔になる。)
【プレイヤー】
あ、大丈夫です。私は怪しい者ではありません…
いや、このセリフは逆に怪しいか…とにかく違います!
???
…ご、ごめんなさい。人を見て驚くのは礼儀ではないのですが、
人に会うのが久しぶりで…ところでどなたですか?
(少女が気を取り直して【プレイヤー】の顔を見つめる。)
【プレイヤー】
私の名前は【プレイヤー】…、【プレイヤー】です。
???
【プレイヤー】、【プレイヤー】様ですね。私のここプネウマで暮らしているアルケーです。
きれいな名前ですよね?
アルケー
【プレイヤー】様の話はたくさん聞いています。いや、知ってしまいました。
アルケー
えーと…ここにいるだけですが、下に行ってきた精霊達がたくさんお話をしてくれるのですよ。フフ。
【プレイヤー】
ということはアルケーは精霊ですか?精霊王?それともガイア様の現体?
アルケー
いいえ。私は精霊でもなくて、現体でもなくて、普通の人間です。
ですが、ここから出ることはできなくて、ここでしか暮らせないっておかしいですよね?
アルケー
あ、どうしよう。精霊達が慣れていない【プレイヤー】のオーラで驚いたようです。
ですので、あそこで一緒に遊んでもらえませんか?
アルケー
バルドリックと戦う時のように精霊達と戦ってください。
アルケー
それはまた後で話しましょう。遅れると精霊達が【プレイヤー】様の手を握って奈落でも煉獄でもない変な場所に閉じ込めてしまうかもしれません。
アルケー
そうすると二度と光を見ることはできません。
アルケー
これはここのルールですので、ここで暮らしている私も仕方ありません。精霊には精霊のルールが、人間には人間のルールがありますから。
アルケー
難しくないと思いますので、あの子達と遊んできてください。お待ちしていますので。
アルケー
…イリス様とガイア様のお話をしますから。あっ、内緒だったのに。
【プレイヤー】
(何か、違和感というか…仕方ない。)