青年貴族
お、初めてお目にかかる方だな。こんにちは。
青年貴族
冒険者・・・かな?こんな良い季節に、行き先を決めず気ままな冒険・・・うらやましいな。
【プレイヤー】
あ、こんにちは!あの、あなたは・・・?
デゴス
私の名はデゴス。この花園の主人です。宜しくお願いします。
デゴス
自分で言うのも何なんですが・・・本当に美しい花園でしょう?ここは私の自慢の場所なんですよ。
【プレイヤー】
はい!本当に素敵な花園ですね。派手ながらもどこか素朴な感じのする、不思議な花園です。
【プレイヤー】
あの平原もとても平和で幸せな雰囲気だし・・・この辺りは本当に美しいところですね。
【プレイヤー】
(でも、なぜか人の気配が感じられないような気も・・・静かな田舎だからかな。)
デゴス
ありがとうございます。全て、善良でまじめな領民たちのおかげです。
デゴス
なのに、私はそれに全く応えられていない無能な領主。領民にはありがたくも申し訳ないですね。
【プレイヤー】
(ちょうど良かった!この人ならこの地域のことは全部知ってるだろう。いろいろ聞いてみよう)
【プレイヤー】
あの、失礼ですが少しお尋ねしたい事が・・・。
獣の鳴き声
グオオオオオオオオオォォォォォォォォォ
デゴス
モンスターめ・・・また暴れるつもりか・・・今暴れられると防ぐ方法がないというのに・・・。参ったな・・・。
デゴス
先に言うべきでしたが・・・この花園は一見美しく見えますが、実際はかなり危険な場所なのです。
デゴス
花園のあちこちにモンスターが出没しているのです。
【プレイヤー】
え?モンスターですか? (例のモンスターの事か?)
デゴス
そうです。ある日、部下とともに花園近くの平原で狩猟をしていた最中に、突然巨大な魔物が現れました。
デゴス
部下たちと力を合わせ、その魔物をこの花園の中に閉じ込めはしましたが、そのあと魔物の手下らしき小さなモンスターが現れ始め・・・。
デゴス
ひとまずは撃退しましたが、私の部下から怪我人が沢山出たので、今は応援を呼びに行ってもらっています。
デゴス
正直なところ、少し手に余る感じもしますが・・・このモンスターたちが花園から出て、罪の無い善良な領民たちを攻撃するかもと思うと・・・。領主である私が何とかしなくては。
デゴス
皆さんも花園が安全になったら、またお越しください。今は危険すぎる・・・早くここから離脱して下さい。
【プレイヤー】
その話を聞いた以上、私たちもお手伝いしますよ。
【プレイヤー】
はい、モンスター退治には自信があります!
デゴス
他人のために命をかけるとは、なんと立派な心がけ・・・!
【プレイヤー】
り、立派だなんて・・・そんなに大した事ではないですよ。
デゴス
いえ、謙遜する必要ありません。 誰もがあなたのように他人のために自分の身を危険に晒せる訳ではないのです。
デゴス
正直、私の領地で起きた問題ですので、私が解決しなければならないのですが・・・私も私の部下も戦闘には慣れていないのです。
デゴス
ここは争いのない平和な場所・・・この現状に慣れてしまいまともに戦うことの出来ない自分が、恥ずかしい事この上無いです。
デゴス
あなた方が力のある冒険者だという事は最初から判っていました。あなた方になら、お願いしても大丈夫なようですね。
デゴス
領主として本当にお恥ずかしい限りですが・・・。恥を忍んでお願いします!
デゴス
花園のモンスターを一掃し、そのボスらしき頭が3つあるモンスターを倒してください。
デゴス
全てはここに住まう領民のため。無事解決して頂ければ、報酬はいくらでも支払います。
【プレイヤー】
はい。それでは、ここで待ってて下さい!
【プレイヤー】
(・・・ところで、さっきから何か大事なことを失念している気がするけど・・・なんだろう?)
【プレイヤー】
(なんだろう・・・何かが引っ掛かるんだよなぁ・・・頭も痛いし・・・)
【プレイヤー】
(それにこの・・・これは花園にある花の香りか?ちょっと濃いな・・・)
【プレイヤー】
・・・うーん、暑さにやられたのか?気を引き締めなければ。
デゴス
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フフフッ・・・・・