シナリオクエスト

忘れられた平原へ

ニネット
へ?秘密の書庫に泥棒が??
ニネット
そうだったんですか・・・。遺物が盗まれたのは大変ですが、取り敢えず館長の無事が確認できたのは幸いです。
ニネット
それはさておき、本の守護を火の精霊[イフリート]に任すなんて・・・。めっちゃくっちゃな発想ですよね。
リズ
私たちベルパの司書は知識、特に[本]を守護する者。その為、むしろ火を扱うのには慣れているのです。ですよね、ニネット様?
ニネット
それはそうだけど・・・。
リズ
まぁ、確かにめっちゃくっちゃな発想である事に間違いないですが・・・。ふふっ、ニネット様みたいなお方が他にもいらっしゃるみたいですね。
ニネット
ええ?エヘヘ、そんなこと言われると、照れちゃいます。
【プレイヤー】
(・・・褒められてると勘違いしてる・・・なんと恐ろしい)
リズ
とにかく、みなさんには謝らなくてはいけないですね。
【プレイヤー】
えっ?謝る?もしかして・・・盗まれた遺物って私が探している遺物なんですか?
リズ
はい、その通り。イフリートが守っていた本こそ、アナタが探している[影の本]です。
【プレイヤー】
影の本・・・魔法の本みたいな名前ですね。
リズ
その通りです。ある本には、影の本はあらゆる対象を[現実]から[影]の世界へ追放する力を持っていると書いてありました。
リズ
[世界の滅亡を止めるために作られた滅亡の欠片]とも書いてました。「毒を以て毒を制す」とも言えますね。
リズ
その本を盗みだした者が・・・良くない考えを持っていたら・・・あぁ、考えたくもない・・・。
ニネット
・・・そ、そんなに恐ろしい物だったなんて・・・。
【プレイヤー】
うーん・・・この重い雰囲気・・・なんだか嫌な感じだな・・・。
【プレイヤー】
とにかく、ベルパにこれ以上いる必要は無くなったみたいですね。急いでその遺物を盗んだ者を追いかけないと!
ニネット
これからどうするつもりですか?
【プレイヤー】
えーと、帝国軍が虚空海で見つけた正体不明のゲートへ向かうつもりです。
ニネット
正体不明のゲート!その先に何があるのか分からないのですね!?なんかドキドキしてキタァァァァァ!あなたの幸運を祈ります!
リズ
レダが皆様の前途を祝福するよう、祈っております。

帝国エリート遊撃兵
クッ・・・。
帝国エリート遊撃兵
また、敵・・・なのか・・・もうこれ以上は・・・無理かも・・・。
【プレイヤー】
待って下さい!私たちはあなたの敵ではありません!
帝国エリート遊撃兵
!?
帝国エリート遊撃兵
あなた方は・・・確か飛行艇で会った・・・。
【プレイヤー】
そうです。あの時、ピヨルさんと一緒にいましたよね?
帝国エリート遊撃兵
・・・・・・。
【プレイヤー】
そんなに警戒しなくても大丈夫ですよ。あの時、ピヨルさんと戦ったのには理由があったのです。
【プレイヤー】
これはレナハイレンという方から頂いたもので、これを見せれば信じてくれるとのことですが・・・どうですか?
帝国エリート遊撃兵
レナハイレン・・・確か、帝国屈指の大貴族の名字・・・あっ、これは!?
帝国エリート遊撃兵
こ、これは・・・帝国皇室直属の特殊機関[銀の爪]の印章!
帝国エリート遊撃兵
・・・この印章の所持者に協力するのは帝国軍人の義務・・・ですね。判りました。何でもおっしゃってください。
【プレイヤー】
ホッ・・・。信じてもらえて良かった。
【プレイヤー】
えっと、実は・・・聞きたいことがあるのです。ベルパ図書館から遺物を盗み出したのは・・・あなたですよね?
帝国エリート遊撃兵
・・・その通りです。
【プレイヤー】
恐らく、ピヨルさんからの命令かと思いますが・・・実は、それは彼の意思では無かったのです。彼を始めとする多くの帝国兵士が正体不明の魔法にかけられ、殆どの方が当時の事を覚えていないのです。
【プレイヤー】
エルアノール平原で発掘した遺物と、ベルパ図書館から持っていた遺物の2つを元に戻さなくてはいけません。それを私に渡してくれませんか?
帝国エリート遊撃兵
隊長が魔法に支配されていた!?
帝国エリート遊撃兵
・・・そう、そうなのか・・・。確かに、そう考えると全てのつじつまが合う。
帝国エリート遊撃兵
確かに、同僚たちの行動とか・・・今考えてみると怪しい点が沢山あったな・・・まさか魔法に支配されていたとは・・・。
帝国エリート遊撃兵
でも、申し訳ありません。私はそれらの遺物を持っていません。
【プレイヤー】
え?では、誰が・・・?
【プレイヤー】
あっ・・・その怪我は!まさか・・・。
帝国エリート遊撃兵
ご想像の通りだと思います。遺物を持ちだした後、私は遺物を渡す相手の待っている[花園]へ向かいました。
【プレイヤー】
(花園・・・あそこに見えるのが花園の入口かな?)
帝国エリート遊撃兵
しかし、いくら待っても相手は現れず・・・代わりに現れたのは凄まじい数のモンスターたち・・・。
帝国エリート遊撃兵
なんとか逃げてきたのですが、その途中で遺物を全部落としてしまったのです。
【プレイヤー】
あっ、それならその遺物は、あの花園の中にあるんですよね?
帝国エリート遊撃兵
その可能性は高いです。ですが、やはり確認する必要があるでしょう。
【プレイヤー】
その・・・遺物を渡す予定の相手が誰なのかは分からないのですか?
帝国エリート遊撃兵
私が受けた命令は、遺物をここに持ってこいと言うことだけ・・・。それ以外は何も知らないです。
帝国エリート遊撃兵
あなたたちは・・・ただの冒険者ではなさそうですね。
帝国エリート遊撃兵
お願いします。花園へと向かい、遺物を探してきてくれませんか?
帝国エリート遊撃兵
もし、あの遺物が・・・帝国に仇なす者たちの手に渡ってしまうと・・・大変なことになってしまいます!
【プレイヤー】
勿論そのつもりです。怪我もひどいようなので、あなたはここで体を休めていてください。
帝国エリート遊撃兵
申し訳ない・・・よろしく頼みます。
【プレイヤー】
あなたはただ、上官の命令に従っただけじゃないですか。あまり自分を責めないでください。
帝国エリート遊撃兵
・・・ありがとうございます。
帝国エリート遊撃兵
それでは、お気をつけて。みなさんのご武運を祈ります。