シナリオクエスト

帝国とギルド連合の依頼

レナハイレン
いいタイミングで当の本人がきましたよ。
アインスト
【プレイヤー】、ちょっとこっちに来てくれ。
【プレイヤー】
こんにちは。どうかしましたか?
レナハイレン
ちょっと、お願いしたいことがあります。
【プレイヤー】
お願い?
レナハイレン
そう。実は俺が解決しなければならないことなのだが、ちょっと事情ができてしまって、できれば君にお願いしたい。
レナハイレン
これは帝国からのお願いだと思ってもらってもいいだろう。
アインスト
この件は、われわれも協力していることだからギルド連合からのお願いだと考えてもらっても構わない。
【プレイヤー】
その・・・そのお願いって何でしょうか?
レナハイレン
最近あっちこっちで問題を起している帝国の「遊撃団」のことは聞いたことがあるかね?
レナハイレン
調べてみたら、この「遊劇団」ってのがこの間、俺たちの本国と連絡が切れた偵察部隊だったんだ。
レナハイレン
なぜ彼らが連絡をしてこなくなったのか・・・帝国を裏切ったのか、それとも何か事情があるのか、その理由を調べるのが俺の任務だった。
レナハイレン
時間をかけて調べてみたが、良い情報を得ることができなかった。でも今回、その理由を調べられるチャンスが訪れたのだ!
レナハイレン
そのチャンスとは、先日エルアノール平原を囲んでいる山岳地帯にその偵察部隊の飛行艇が墜落したということだ。
レナハイレン
墜落した理由?それは俺にはわからん。強いて言えば、着陸許可がもらえずにギルド連合の領空を勝手に飛び回ったってとこかな?
アインスト
ん?もしかしてギルド連合が帝国の飛行艇を攻撃したと思っているのですか??それは誤解です。
レナハイレン
「状況を素早く判断し行動をとる」というのがギルド連合の素晴らしさだと思っていますが・・・別に疑ってはいませんので、お気になさらないように、アインスト様。
アインスト
そうですか・・・。
【プレイヤー】
(何かピリピリしてるなぁ。)
レナハイレン
とにかく、これは絶好のチャンス。 飛行艇墜落地帯に行って飛行艇の指揮官を探してくれないかな?見つけたら、ここまでつれてきてほしい。

シールダー隊長
例のものは?
帝国エリート遊撃兵
はい。こちらに。
シールダー隊長
よいだろう。必ず・・・任務を成功させるように。
帝国エリート遊撃兵
はいっ。早速、発掘品の輸送作業を始めます。
シールダー隊長
忍苦の時間が経ち、今、破滅の扉をあけ・・・、全てのものが御主人様の怒りの炎で燃え上がるのだ!!
帝国エリート遊撃兵
(隊長・・・大丈夫かな。今日ちょっと変だな。)
【プレイヤー】
あっ!誰かいる!あの人が帝国軍の指揮官かも・・・!
【プレイヤー】
き・・ 気づかれた!!
帝国エリート遊撃兵
なんと!敵がここまでくるとは!!シールダー隊長!早くここを離れて下さい!私が時間を稼ぎます!
シールダー隊長
大丈夫だ。
シールダー隊長
君はここをなんとか抜け出し・・・任務を成功させるのだ。
帝国エリート遊撃兵
は、はいっ! かしこまりました! うぉおおおおお!
シールダー隊長
うぉおおおおお!!
【プレイヤー】
来た!!!

シールダー隊長
うっ・・・
【プレイヤー】
はぁはぁ・・・なんとか倒せた。もう一人は逃げたか・・・。
【プレイヤー】
確か逃げたもう1人は、胸元に何か抱えてたなぁ。強い邪気を出している何かを・・・。
シールダー隊長
う・・・
【プレイヤー】
あっ!意識を取り戻した!!動けないように縛っておくか。
シールダー隊長
ここはどこ?君たちは?一体何が起きたんだ?
【プレイヤー】
(あ、この人、さっきとは違う。 邪悪な気が消えた。)
シールダー隊長
き・・・君たちは無断侵入者なのか!!
シールダー隊長
無駄な抵抗はやめなさい!
シールダー隊長
やめないと、私、このマクシミリアン・ハドンパール・ブラミディアス・ハロナク・ドンデクマン・ダスベイナス・ピヨル3世!シールダーの名をかけ、懲らしめるぞ!
【プレイヤー】
(長い・・・。)
レナハイレン
ちょっと待って!
アインスト
・・・。
【プレイヤー】
あぁ!レナさん!アインストさん!
レナハイレン
久しぶりですね、ピヨル様。
ピヨル様
ハイレン家のお嬢様じゃないですか?!ここにはどうして?
レナハイレン
ピヨル様、こちらは私の友人であり、帝国のアインスト様。敵ではありません。
レナハイレン
そして、俺がここにいる理由は女帝様の指示に従うため。つまり、ピヨル様を探すためなのです。
ピヨル様
私・・・をですか?
レナハイレン
そうです。あなたが何故、軍律を破って帝国の旗に背を向けたのか、何を望んでいるのか、女帝様はとても心配してらっしゃるのです。
ピヨル様
え? どういうことですか?!
ピヨル様
私、マクシミリアン・ハドンパール・ブラミディアス・ハロナク・ドンデクマン・ダスベイナス・ピヨル3世!帝国騎士としての義務を忘れたことは1回もありません!
【プレイヤー】
(いちいち、めんどくさいな・・・。)
ピヨル様
女帝様はどうしてそのような疑いを・・・。 まったく分かりません。
レナハイレン
・・・。
アインスト
ハイレン様、彼が嘘をついているようには見えません。
レナハイレン
そうですね。 [ヴィホルダー]様がそう思ってらっしゃるなら、それは確かなこと。
【プレイヤー】
(ヴィホルダー?)
レナハイレン
分かりました。ピヨル様。それなら、1つ質問してもいいですか?
レナハイレン
どうして本国との連絡を切ったのですか? 姿を隠したと思いきや、どうして突然現れてエルアノール平原やギルド連合の領空に侵入したのですか?あと最後に・・・ここで発掘した遺物は何ですか?
ピヨル様
ん?
ピヨル様
一体何のことでしょうか?私はただ、いつもの任務を遂行するために、いつもの巡回査察コースで部隊へ向かって・・・。
ピヨル様
えっと・・・向かって・・・
アインスト
・・・。
ピヨル様
そうだ!!その後、突然現れた巨大な[ゲート]に吸い込まれ・・・
レナハイレン
ゲート?
ピヨル様
果てしなく広がる草原・・・見たことのない美しい花・・・そうだ!そこで誰かに会って・・・。
ピヨル様
う・・・ああ・・・頭が痛い・・・
アインスト
もう大丈夫です。無理しないで下さい。
レナハイレン
アインスト様、最後まで聞かないと!
アインスト
強力で邪悪な魔力がまだ彼を束縛しています。これ以上は危険です。
レナハイレン
ふーん。
アインスト
彼の心身回復のためでも今日はここまでにして町に戻り、魔法使いと聖騎士に助けを求めましょう。
レナハイレン
分かりました。ピヨル様と彼の部隊が裏切ってなかったことが分かって本当に安心しました。
アインスト
それは、同感です。 帝国と牙を出し合うことは本当に遠慮させていただきたい。
レナハイレン
【プレイヤー】。
【プレイヤー】
はい
レナハイレン
本当にありがとうな。
【プレイヤー】
いや、そんな・・・。少しでもお役に立つことができて本当にうれしいです。
レナハイレン
やっぱり君と君の仲間たちは、女帝様の予言通りだった。
【プレイヤー】
どういうことですか?
レナハイレン
いや、何でもない。気にするな。
アインスト
(予言というのは帝国の女帝様が持っているという[力]のことだろうな。 この子は女帝様が注目するほどの[何か]を持っているということだろうか。)
レナハイレン
君たちは全ての状況について話を聞く資格がある。 もう少し状況が把握すれば、必ず連絡する。
レナハイレン
君たちとはこれからもよく顔を合わせることになるだろうな。
レナハイレン
では、またな。
アインスト
これからの旅に祝福がありますように。
【プレイヤー】
はい、また会えたらいいですね。
ピヨル様
ううう・・・。
ピヨル様
マクシミリアン・ハドンパール・ブラミディアス・ハロナク・ドンデクマン・ダスベイナス・ピヨル3世!最大の危機!!!
【プレイヤー】
(さっきピヨルって人がまともな精神状態ではなかったとすれば、きっと彼をそのような状態にさせた何かがあるんだろう。一体誰が?何のために?)