(誰もいない境界の彼方の中、青い鱗を持つ巨大なドラゴンが目を閉じたまま座っている。)
(アドキーナが目を開けると自分を愛おしく見つめる一人の存在と目が合う。)
ガイア
はい、あの場所に行ってきました。バイスによってたくさんの時間が揺れたのであの場所を確認する必要がありました…
アドキーナ
いつもそうですが、あの場所は時間の流れが違うようですね。
(アドキーナもガイアの目つきが何を意味しているのかわかっているように静かに頭を前に出す。そうすると、ガイアが静かにアドキーナの顔をなでる。)
ガイア
ごめんなさい。今回は長くとどまりたかったのに…
ガイア
何もできなかった私を導いて支えてくれたアドキーナ、あなたにいつも感謝しています。
ガイア
新たな星の主になったイリスにも…イリスと共にいる【プレイヤー】にも…
ガイア
そしてあなたと共にしたバルドリック、ジスカド、シャイニック、イーオー、メディアにも…
ガイア
直接会ってお礼を言うことはできませんが、次会えたらちゃんと伝えたいです。
アドキーナ
僕の方で伝えておきます。あまり心配する必要はありません。ところで…
アドキーナ
イリス様はご存じでしょうか?ガイア様が「プネウマ」に向かうことを。
ガイア
私が戻って来ましたからイリスもわかるようになるのでしょう。ですが、今はイリスに会うことができません。あの場所に慣れている私が悪い影響を与えるかもしれなくて…
アドキーナ
プネウマにあるウィーバー…いやあの子にもよろしく頼みます。
ガイア
わかりました。そしてアドキーナ、ありがとうございます…
(ガイアが静かに目を閉じると境界の彼方の中に小さな蝶々が一匹飛んでくる。)
(蝶々は周りをぐるぐるしてゆっくりガイアをどこかに連れて行く。)
アドキーナ
どのような姿であろうと、俺はあなたを見つけます…