(フォボスにあるファンの揺り籠の入り口、バルドリックが座ったまま何かを考えているようだ。)
バルドリック
よくきてくれた!俺に会いに来たのか?
【プレイヤー】
はい、バルドリック。皆さん用があるみたいでしたが、バルドリックは違ったみたいですね。
バルドリック
そうだけど、今忙しくないってことだよね?俺と戦うか?
【プレイヤー】
ではお願いしてもいいですか?その代わりに短めでお願いします。
(バルドリックが感激した顔で【プレイヤー】の顔を叩く。)
バルドリック
さすが兄弟。さてと、時間は30分。どうだ?
【プレイヤー】
はい?お互い殺さない程度?うわああ…
(急に【プレイヤー】の頭の横にバルドリックの拳が飛んでくる。急いで逃げたが、奥の岩が粉々に破壊されてしまう。)
(バルドリックの攻撃が続いて、受け止めたり避ける方式で二人だけの戦いが続く。)
(そのまま目を閉じて攻撃が入るのを待っていた【プレイヤー】の耳元に嬉しそうなバルドリックの声が聞こえる。)
バルドリック
ハハハ、楽しかったぜ。さあ、起きてくれ。
(バルドリックが【プレイヤー】の手を握って起こす。)
【プレイヤー】
ふあああ、本当に世界で一番長かった30分でした。
【プレイヤー】
ありがとうございます、バルドリック。ところでさっき何を考えていたのですか?
バルドリック
変な夢を見て起きてしまったんだ。師匠が出てきて何かを言っていたけど覚えてなくて。
バルドリック
…何かを探していたような気もするし…
バルドリック
【プレイヤー】、ちょっと俺と師匠の村に行って来ようぜ。
【プレイヤー】
行くのはいいんですけど、ちょっとだけ休んでからでもいいですか?あれ?えええええ?
(バルドリックが【プレイヤー】の意思とは関係なくそのまま持ち上げて自分の肩に乗せる。そして悪いという顔でファンの揺り籠に走っていく。)
【プレイヤー】
うああああああ、バアアアアルドリイイイイックウウウウ!