シナリオクエスト

あなたのための香り(2)

フローズン
ルウの動きが変わったので誰かと思えば君だったのか。
【プレイヤー】
こんにちは、フローズン様。
フローズン
イリス様との話は大丈夫だったのか?
【プレイヤー】
はい、大丈夫でした。
フローズン
おや、後ろは誰…?あまりにも…
シャイニック
フローズン、何を言おうとした?
小さくて見え…なんじゃ?
フローズン
誰よりも存在感が大きい方にそんなことを言うわけないじゃないですか。
シャイニック
ほお。
 
(シャイニックがフローズンの反応に関心しながら【プレイヤー】の顔を見つめる。)
シャイニック
お主もあれを見習った方がいい。
【プレイヤー】
ですよね?
フローズン
アハハ…教皇様と業務でいろいろあって。あ、これは忘れてください。ところで、何かご用ですか?シャイニック様。
シャイニック
探したいものがある。
フローズン
前みたいにメディア様に渡すものを探そうとしているのですか?
シャイニック
なんだ、知ってたか?
フローズン
本当に偶然少しの感知能力が大きくなっただけです。ベロッシュのおかげと言うか…
【プレイヤー】
ベロッシュですか?
フローズン
彼から抜け出した神聖力の影響がないとは言えないな。それにウルが少し重くなって肩が大変だ。
 
(ルウがフローズンの話に怒る。)
フローズン
ルウ、他はいいけど重くなったのは認めて。ハハハ。とにかく、シャイニック様が探しているものはなんですか?
シャイニック
ワシが冥界に行って戻って来た時に、持ってきた花がある。
それが必要じゃ。
フローズン
お花ですか?煉獄の中でアヴァロンには相応しくない花を見た気がしなくもないのですが…
シャイニック
混沌の天使が抱いていたのか…?とにかく探すのじゃ。
【プレイヤー】
フローズン様、あの扉まだ残っているんですね?あそこにまた入ることはできるんですか?
フローズン
もちろんだよ。というか聞いても大丈夫なのか?今のアヴァロンはどうだと思う?
【プレイヤー】
ここまで来ながら感じたのは…ふーん…何も感じません。
フローズン
あの扉達はまだ残っていて、その中に入ることもできる。僕達が見たヴァニタスと煉獄の外形がそのまま維持されているんだ。あの時間違いなく消えると思ったのに。
フローズン
信じ難いが事実だ。バイスが話したとある世界の空間なのかはわからないが…
フローズン
それで、教団に報告できそうなものを探しているのだが、特に何も見つからなかった。
シャイニック
お主は物探しが得意だったじゃろ?ついでに探して来てほしくての。
フローズン
昔裏側で何かを見つけたという話を聞きました。ということは、【プレイヤー】の足が届く場所が新しい場所と道となるということですね。
【プレイヤー】
新しい場所と道…
フローズン
…どういう道になるかはわからないが、その道がいい方向だといいな。運命の分かれ道で迷わないで…
シャイニック
お主はお主の信じる場所に向かって歩けばよい。
【プレイヤー】
あまり心配しないでください。
フローズン
バイスのような存在がこの世界に残っていて、また訪ねて来るかもしれないから。
フローズン
シャイニック様は大丈夫ですか?
シャイニック
シャイニック
うむ、大丈夫じゃ。簡単には死なない。
フローズン
そうですね。私が昔封印しておいた手紙のせいで【プレイヤー】が同じ場所に何度も入ったことがあります。
【プレイヤー】
あ…
フローズン
シャイニック様、その花を僕に持ってきていただければ、他の形で祝福します。
シャイニック
わかった。触れては枯れてしまうかもしれないからの。
ところで、ここにずっといるのか?
フローズン
はい、近くで教団に提出する証拠品を探しているところでして…ここでお待ちしています。
シャイニック
早く終わらせよう。アヴァロンには長居したくはない…
【プレイヤー】
では行ってきます。