シナリオクエスト

盟主様へのプレゼント(1)

 
(閑寂としたアヴァロンの街角、レンが砂嵐に隠れて見えない対象を警戒する。)
レン
そこ、誰だ?
【プレイヤー】
レン、私です。【プレイヤー】。
レン
冒険者さんでしたか。強い存在が現れた気がして少し警戒していました。
【プレイヤー】
そうだったんですね。偵察中ですか?
レン
はい、フローズン様がアヴァロンの奥川を見回っていて、私はこっちを確認しています。ところで冒険者さんはどうされましたか?
【プレイヤー】
…もう一度アヴァロンを見てみたかったのです。
レン
そうでしたか。一緒に食事ができなくて少し寂しかったんですよ。イリス様との話は大丈夫でしたか?
【プレイヤー】
はい、おかげさまで。アヴァロンにまた来たのはいいんですけど、ここ本当に何もないんですね。
レン
ですが、いつ何が起きるかわからないので気を付けるしかありません。あ、冒険者さん。話があります。
【プレイヤー】
どうしました?何か起きました?
レン
大したことではありません。メディア様からカーリー伝統酒のレシピをもらったのですが、これを作るのに冒険者さんの力が必要です。
【プレイヤー】
私に作れるんですか?
レン
メディア様が師匠にプレゼントしようとしたようですが、今回の件で力を消尽してしまったようで、作ることができなかったようです。
レン
それで私にレシピをくださったのですが…ラピアに行く必要がありまして。
レン
手伝っていただけませんか?ごめんなさい、ラピアには行けない身で…
【プレイヤー】
ラピア…わかりました。私もジスカド様にたくさん助けてもらいましたから。
レン
ありがとうございます。冒険者さんが作ったものならユランお姉さんも怒らないと思いますので。
【プレイヤー】
ユラン様はどうしてそんなに嫌がるんですか?
レン
特に意味はありません。健康に良くないですから。師匠、そのままだとバイスより先に死んでしまいますよ、という心配言葉をかけているのです。
【プレイヤー】
レン
それでも最近は前のように長くたくさん飲むことはありません。今回バルドリック様と二日間ずっと飲んだくらいです。
【プレイヤー】
…やっぱり超人は違うんだな。
レン
あまり心配する必要はありません。メディア様も心配しているので、ちょうどひと瓶が作れるようなレシピをくださったのです。
【プレイヤー】
よかった。材料は何ですか?
レン
カーリーのブルーベリーとジスクのブルーベリーです。
レン
つらら監獄とジスク領地で見つけられると思います。どうやら特別なブルーベリーで自然にしかないようです。
レン
残りの材料は私が用意しますので、ブルーベリーを持ってここに来ていただきたいです。
【プレイヤー】
わかりました。行ってきます。