(厳しい戦闘の終わりに、渾身の力を尽きた【プレイヤー】の最後の一撃がパーシパエーに触れて通る。)
【プレイヤー】
(厳しい相手だった。だからこの攻撃が最後じゃないといけない。耐えられない…)
(パーシパエーの足の力が抜けたのか、パーシパエーがそのまま座り込む。)
パーシパエー
あたしは大丈夫だよ。おかげで基に戻ったから…大公という魔族のせいで力を使いすぎた。
(パーシパエーが武器を片付けて、【プレイヤー】の顔をじっと見つめる。)
パーシパエー
いや、昔会ったことがあるような気がして…あ、違う。
パーシパエー
このリボン、うちのハニーがくれたものだからやってたけど、あの大公という魔族の力がかかっていたものだった。今は消えたけど…
パーシパエー
でもおかしいの。あたしが魔族の力に支配される理由はないのよ…あの大公はなに?
パーシパエー
あたしを信じてないのね。話してくれたらできる限り協力するよ。女神の冒険者って言ったよね?普通に来たわけじゃないだろうし。
【プレイヤー】
(パーシパエーに新たな女神イリスとバルバトスの正体、そしてクノッソスまで来た理由を簡単に話す。)
パーシパエー
セレス女神様の後継者がいたのね。残っている神がどれくらいいるのかも知らなかったけど…そしてあの大公は自分がこの世界の神になろうとしているってことか…
パーシパエー
捻じれた者『デイモス』に会ったことはないけど、あれが現れたらどれほど危ないかは知ってるよ。魔王ビーストほどではないと思うけど…
パーシパエー
いつかプレイオスに近づいた恐怖を感じたことがあるからね。
【プレイヤー】
それで私はここでデイモスを止める方法を探しています。
パーシパエー
ここ?ここはそういうものはないけど…あ、これ?
(パーシパエーが胸の中から何かを出して【プレイヤー】に見せる。)
パーシパエー
うちのハニーとの愛の証票とも言える憤怒の心臓よ。残りの半分はうちのハニーが持っている。
【プレイヤー】
び、びっくりした。なんですか、これ?本物の心臓みたいに動いてるじゃないですか!
パーシパエー
そうよ、心臓。あたしたちが大事にしているゴーレムの心臓でもあるの。
パーシパエー
黄金時代、神々のためにあたしたちが作ったゴーレムがここにたくさんいるじゃない。心臓で充電しているはずだけど…えっ?
パーシパエー
いない…?一人もいない?!クノッソスの心臓に眠っているあたしたちのゴーレムが…いない!
パーシパエー
そうよ。ゴーレム。ゴーレムがいないってことはクリードは完全に裏切られたってことね…だめだ。急いでハニーに知らせないと。一緒に行こう。あたしが手伝ってあげるから。
パーシパエー
あたしここから出られないわ…ここに広げられたとある力があたしを止めている。これもあの大公という魔族の仕業かな。
パーシパエー
仕方ないわ。あんたがあたしの代わりにハニーに会いに行くのよ。あたしがこうってことは、うちのハニーもそこから出られてないってことだから。
【プレイヤー】
あまり心配しないでください。私が会いに行きますから。
パーシパエー
それなら憤怒の心臓をあんたに任せるわね。
(パーシパエーが胸から心臓の形の石を出して【プレイヤー】の手に握らせる。)
【プレイヤー】
(これが憤怒の心臓…強い振動を感じる。まるで怒っているみたいだ。)
パーシパエー
憤怒の心臓は神様が任せたこの世界の一部よ。黄金時代のもの…一応うちのハニーが残りの半分を持っているわ。一つにしたら捻じれたものを止めるのに役に立つかもしれない。
【プレイヤー】
ありがとうございます、パーシパエー。でしたらあの方に会うためにはどこに行けばいいですか?
パーシパエー
[アクロの墓]…すぐ見つかると思うわ。後であたしも出してね。わかったよね?
パーシパエー
あたしは心配しないで。ここはあたしの地だから大丈夫よ。ちょうどあんたの女神、新の女神様も大丈夫って言ってるんだから。
【プレイヤー】
はい、わかりました…ごめんなさい。すぐ方法を見つけて戻りますから。
【プレイヤー】
(まずタロースのところに向かおう。)
パーシパエー
ジェレニスのように脆い子ね。次に会ったら友達になってもらおう。
パーシパエー
ところで、大公によると、神を信じてない者が神の力を持ってきてクノッソスの時間を止めたってことよね。
パーシパエー
(…タロース、ダイダロス。どっち?こんなことを起こしたのは…)