シナリオクエスト

クノッソスの管理者(2)

タロース
クノッソスは元々こんなんじゃなかった。静かな水面のような場所だった。
タロース
残っている獣人達もあまりいなくて、精霊や妖精のような存在も静かに通う場所だが…
【プレイヤー】
なのにどうしてみんな攻撃的なんですか?
タロース
俺を驚かせようとしてるのか?俺が何か悪いことでもしたのか?
(タロースが顎を触りながら深刻な顔をする。)
タロース
この子達は外部の力に敏感…ああ、なるほど。
【プレイヤー】
はい?
タロース
タロース
お前が持っているもしくはお前に惹かれた力がここを揺らしている。
タロース
面白い縁をもってるみたいだな…どれだけ神と関わってるんだ?変人め。
【プレイヤー】
待ってください。言い方がちょっと…
タロース
誰かにとっては崇拝の対象でも、他の誰かにとってはいてもいなくても変わらないどうでもいい存在。
タロース
俺を始めとしたクノッソスのヤツらにとってはそういうもんだ。それに自分から関わってんだ。変わったヤツだよ、お前は。
【プレイヤー】
タロース
本当に望んだ時、神が助けてくれるとは限らないんだぜ。どこぞの古代神のように逃げだすかもしれないしな。
タロース
まぁ信じる者が救われることもあるだろうが……俺はごめんだね。
【プレイヤー】
ですが…
タロース
おっと。ヤツらが追っかけて来た。クノッソスの住民たちは客が嫌いなんだ。さあ、追い出そうか。
【プレイヤー】
あの、タロース…
タロース
質問があるならまた後でな。
【プレイヤー】