【プレイヤー】
はい、おかげで体が軽くなりました。
ソレイユ
よかったです。思ったより衝撃が大きかったみたいです。
ソレイユ
私がグラスタンから帰り道だったんですよ。空からどん!と何かが落ちて交通事故になったんですよ。
ソレイユ
ペイブリスが噛んで揺らしたから人のようにみえて一応吐き出すようにしたんですよ。
【プレイヤー】
私が空から落ちたんですか?それで、ちょうどあの怪物に乗ってたソレイユとぶつかった?
(ソレイユの後ろから頭が3つ生えている狼なのか犬なのかわからない謎の怪物が怒っている。)
【プレイヤー】
びっくりした!ケルベロスじゃないですか。
ソレイユ
いいえ。ペイブリスですよ。餌もあげたし、散歩もしたのに何が不満なんだろう…
【プレイヤー】
これはどうですか?ルーメンから持ってきたペット専用のビーフジャーキーです。
(ペイブリスが走ってきてビーフジャーキーを持っていく。美味しく食べながらたまにソレイユに冷たい視線を送る。)
ソレイユ
…あの子がああいう顔をするのは初めてですね。ふと私があの子のように変わった時を思い出して恥ずかしいです。
【プレイヤー】
あの時のソレイユ、とても荒かったんですよね。
ソレイユ
さあ、ペイブリス、気を付けて戻ってね。リョスアルプドかドークアルプドか好きな場所に。
(ペイブリスが頷いて力強く空に飛ぶ。そしてスピードを出して白い雲の中に消えてしまう。)
ソレイユ
そしたら冒険者さん。私が助けますか…あれ、この風はなんだ?
(どこかから吹いてくる風に聞きなれた誰かの声が乗って【プレイヤー】に近づく。)
イリスの声
(【プレイヤー】、ごめんなさい。ソレイユさんの前にお見送りするつもりが…ソレイユ様がペイブリスに乗って空にいるとは思いませんでした。)
【プレイヤー】
大丈夫だよ、イリス。そんなこともある。最初だから慣れてないだけだよ。大丈夫…
【プレイヤー】
あ、直接来たわけではなくて、メッセージを送ってくれました。
ソレイユ
ではこれから冒険者さんのために用意したものを話しますね。
ソレイユ
陛下からジスカド様の要請がある前から私にデイモス関連の情報を集めるように指示がありました。
【プレイヤー】
…陛下はどうやって超人達より先に知ったんですか?
ソレイユ
…それについては話せることがありません。よくわからなくて…
ソレイユ
とにかく、ベルパ図書館の司書の方々と共にデイモスの降臨を先延ばしにできるものを見つけ出しました。
ソレイユ
黄金時代が終わって、神々が世界から去ろうとした際、残ることを決めたとある存在達は神を止めようとしました。
ソレイユ
それで必要なものを見つけたのです。消滅した神々ではなく、一部の形象だけが残った亡くなった神の残骸がそれでした。
ソレイユ
それで去ろうとした者達を止める物を作ったのですが、神々の憤怒が残っていたようです。
ソレイユ
憤怒を飲み込んだ名のない神々の力は心臓のように動き始めて、その力はそのまま魔王に向かいました。
ソレイユ
魔王はその力に影響されませんでした。逆に自分を殺そうとした神々にその力を戻したのです。
ソレイユ
去ろうとした止めようとした力は残っていた神々に近づいて寿命を飲み込んでどこかに落ちてしまいました。
ソレイユ
神の寿命、その力があればデイモスが降臨する時間を少し延ばすことができるかもしれません。
ソレイユ
獣人帝国クリードのクノッソスだと思っています。エルアノール平原西部の先にいる場所です。
ソレイユ
獣人達はそこに聖なる物があると信じています。混沌の空が起こった当時、その物が爆発を起こして敵を追い出したようですから…
ソレイユ
それが真実なのかどうかはわかりませんが、確認する必要はあります。
【プレイヤー】
ありがとうございます、ソレイユ。私が向かってみます。なぜかそこに求める答えがあるような気がしますね…
ソレイユ
中に帝国の遊撃兵がいると思います。陛下が出入りを許可しましたのでそれを伝えたら入ることができます。そして私がやったことはほぼありません…
ソレイユ
では私は冒険者さんが向かった後にプレイオスに魔法使いと共に力になれそうなことがあるのか探してみます。
【プレイヤー】
(クノッソスに行こう…きっとそこに答えがあるはずだ。)