シナリオクエスト

答えを探す道(2)

ラクレット
ゼリック、ケーキならもういい、食べきれれない。持ち帰ってくれ。飽きた、毎日食べてるじゃないか…
【プレイヤー】
今回はケーキじゃなくて私です。
ラクレット
あ、【プレイヤー】さんですね。ゼリックがあの件で話をかけたのですね。
ゼリック
ナーシャのことです。
ラクレット
はい、この間ナーシャを狙った怪しい人物に関する話です。
【プレイヤー】
なんと3回も来たようですね。
ラクレット
ギルド連合エスニルの中心部には怪しい人達が入れないように警戒が厳しいんです。
ラクレット
デイナ総長がいるのでシルバリア帝国議会や皇宮で働く人たちも許可がある人に限って入ることができます。
ラクレット
知らず知らずでギルドの魔法使いが広げた結界もありますが…
ラクレット
そういう結界とギルド連合のカードと数多い実力者の目を避けて入ってきたということは…
ゼリック
やはり普通の人ではないと思います。
ゼリック
今まで集めた情報はナーシャと似てる耳、呪術師、そしてエルアノール平原から現れたということです。
ラクレット
カードとムーンライト一員が平原を探していますが、その他にはこういった手がかりがありません。
ゼリック
それで、力を貸してもらえませんか?ナーシャのマッドゴーレムは魔法庁から持ってきたものなので…
ゼリック
もし彼と関わっている人物や事件に繋がったら大変なことになるかもしれません。
【プレイヤー】
ふむ…
【プレイヤー】
(大変なことか…そういうことが集まったらイリスが危なくなるということだよね?)
【プレイヤー】
(なんだかメディア様の話が浮かぶな。運命に導かれるように近づいたら答えが見えるかもしれないという…)
【プレイヤー】
(そうか。なんだかんだここまで来たから…)
ゼリック
何を考えてます~?
【プレイヤー】
なんでもありません。では何を手伝えばいいですか?
ラクレット
僕達は僕達なりに平原の東部や南部、山岳地帯を探しますので、平原の西部でおかしな痕跡はないか探してみてほしいです。
ラクレット
僕達には見えないものが見えるかもしれませんから。
ゼリック
ギルドからの正式な依頼ですので報酬もちゃんとお支払いいたします。まず僕のケーキから受け取っていただいて…
ラクレット
ゼリック、それ邪魔。【プレイヤー】様に渡さないで置いといてくれ。
ゼリック
冷たいよ、ラクレット。
【プレイヤー】
どこからケーキが出て来るんですか?
ゼリック
ふふ、エルフのポケットはなんでも入ってるんですよ。
ラクレット
ゼリックにデザートやケーキの話を出したら終わりがありませんのでここまでにしましょう。では探索をお願いします。
【プレイヤー】
平原の西部への道は意外と遠いですので先に出発しますね。
ラクレット
一回見ていただくだけで充分です。ゼリック、行こう。
ラクレット
ラクレット
ゼリック、ストップ。腹ごしらえでケーキはいらないだろ。プリンも同じだ。

(コボルト近衛部隊があるエルアノール平原の西部、閑散としている場所で【プレイヤー】の足が止まる。)
【プレイヤー】
ここにこんな道があったんだ。クノッソスへの道?
【プレイヤー】
あ、それよりこの気配は?
【プレイヤー】
(誰か後ろで私を見ている。)
【プレイヤー】
【プレイヤー】
(攻撃する意図はなさそうだけど気を付けなければ。)
【プレイヤー】
???
ここはシルバリア帝国令により通行が禁止された場所…あなたは…
(道の奥側から見慣れた人が現れて道を防ぐ。)
【プレイヤー】
アージェント、ここはどうしました?
アージェント
こちらの台詞です。【プレイヤー】様はどうしました?公務の妨害になる可能性がありますので…
【プレイヤー】
あ、それがですね。あれ?
アージェント
【プレイヤー】様?
【プレイヤー】
(また謎のオーラを感じる。)
【プレイヤー】
(今の感じはアージェントじゃない。メディア様の代わりに現れたあの女のものと似てる感じだ。)
アージェント
ここで何かを感じましたか?
【プレイヤー】
気のせいだと思います。ギルド連合の人に困ったことがあったので何かを探していました。
アージェント
ギルド連合のことですか?話してください。
【プレイヤー】
ふむ…はい、でしたら…
【プレイヤー】
(アージェントに怪しい人の痕跡を探していると簡単に伝える。)
アージェント
ナーシャという少女にそういうことがあったのですか?
アージェント
動物の耳を持っている呪術師のような人か…
アージェント
クノッソスの街道の中にいる遊撃兵に聞いてみます。少々待ちください。
(アージェントが街道の中に入る。)
【プレイヤー】
ここにアージェントと遊撃兵がいるということは帝国の領土ということ?まだ平原にいるコボルトのせいでバタバタしているように見えるけど…
アージェント
ふむ…
(しばらくするとアージェントが疑わしい顔で出て来る。)
アージェント
【プレイヤー】様が話した見た目と似ている人物がいました。ですが、1か月間遊撃兵とずっと一緒だったので外には出ていないようです。
【プレイヤー】
ふむ…
アージェント
クノッソス地域は長い間帝国が見守っている場所です。獣人の威嚇に備えるという理由で占拠し、今はそこからも捨てた地域です。
アージェント
ですので獣人が他の場所に行くためにはシルバリア帝国の遊撃兵の番小屋で許可を得る必要があります。
アージェント
私がここの責任者ではないので話せるのはここまでです。いくら【プレイヤー】様とは言え、今ここに入る権限はありません。
【プレイヤー】
帝国の許可が必要ということですよね?
アージェント
はい。まず戻ってそうお伝えください。そして許可については僕が申し立てをしますので。
【プレイヤー】
わかりました。ところでアージェントはここにはどうしたんですか?
アージェント
議会の仕事がありました。これ以上は話せません。ごめんなさい。
【プレイヤー】
いいえ。では戻ります。ありがとうございます。
アージェント
ではまたお待ちしています。
【プレイヤー】
(クノッソスは帝国関連の場所だからデイナさんに言った方がいいよね?)
アージェント
何かが起きるのか?
アージェント
アージェント
(魔法庁の人間達を調査しなければ…)