(カーリー村の空を見つめていたメディアが目を閉じる。一緒にお茶をしていたメリーメルが疑問を込めた目差しでメディアを見つめる。)
メディア
固く作っておいた結界もどんどん意味がなくなりますね。
メディア
お客様が来てくださるようです。遠い北海から…
(北海という言葉が出た瞬間メリーメルの目が大きくなる。)
メリーメル
イーオー様!イーオー様!イーオー様がいらっしゃるのですか?
メディア
おっと…メリーメルはシャイニックだけじゃなくイーオー様のファンでもありましたね。
メディア
イーオー様と挨拶できる時間を作りますからお待ちください。
メリーメル
はい、はい!【プレイヤー】様もいらしたのですね。こんにちは、前いただいたパーツは今も使わっています。
【プレイヤー】
メリーメルもいたんですね。今も使ってくれてありがとうございます。こんにちは、メディア様。
メディア
【プレイヤー】、あなたもいたのですね。ああ、イーオー様。
イーオー
メディアさん、急にごめんね。元気だった?この前は会えなくて残念だったわ。
メディア
それでは少しお待ちください。お茶を用意しますのでその間この子の相手をお願いしてもいいですか?あ、アドキーナ様にいただいたコーヒーがありますがそれでどうでしょうか?
イーオー
ええ、それでお願い。この子の名前ってメリーメルよね?
メリーメル
ど、ど、どうして!私の名前をご存じですか?!
イーオー
メディアからいろいろ聞いているわ。村に可愛くて優しくて能力も優れた子がいるけど、村に閉じ込めてしまって申し訳ないってね。
イーオー
赤ちゃんの時以来だけど、大きくなったね。今度メディアさんと一緒にゲルダに来て。私達の村にもカーリー族がいるのよ。
メリーメル
本当に行ってもいいですか?ところでカーリー族がいるんですか?
【プレイヤー】
(イーオーは昔ここに来たことがあるのか…)
イーオー
ええ、ティティと言う子…メディアさんも知ってる子よ。コーヒーありがとう。
メディア
メリーメル、ティティははるか昔私達の村がアドリカに来た時行方不明となった子ですよ。
メディア
話を聞かなかったので亡くなってしまったと思っていましたが、ゲルダで過ごしているという話を聞いた時は本当に嬉しかったのです。
イーオー
もちろん、たくさん食べて、たくさん寝て、氷管理もしっかりやっているわ。
イーオー
ううん、ティティが頑張ってるのよ。あ、そうだ。メディアさんのために持ってきたものがあるの。
イーオー
昔カーリー村にあったのと一番似てるブルーベリーと、北海で釣られる美味しい魚よ。メディアこれ好きだったよね?
【プレイヤー】
(メディア様、少しだけどときめいた顔だったな…)
イーオー
そしてこれは…あ、メリーメル、少し離れてもらえるかしら?夕方一緒に食事をしよう。
メリーメル
はい、わかりました、イーオー様。ではメディア様、【プレイヤー】様、ごゆっくりお話ください。私はまた来ます。
(メリーメルが移動するとイーオーが氷の箱から持ってきた氷の翼を取り出す。)
イーオー
メディアさん、これを見てメディアさんの話を聞かせてほしいの。
メディア
その前に【プレイヤー】…、やっていただきたいことがあります。
メディア
シャイニックが村に近づいていますので、外で少しだけ相手してください。
【プレイヤー】
はい?シャイニック様ですか?私がですか?
メディア
イーオー様が取り出したものをシャイニックが見てはいけません。
【プレイヤー】
どういうことなのかはよくわかりませんが、とりあえずシャイニック様に会ってきます。ところでどのくらいかかりますか?