シナリオクエスト

カーリーでの食事(1)

(イーオーが何かを考えごとをしているようだ。)
イーオー
…わからない。
ナリン
イーオー、何がわからないんだい?
イーオー
私が滅亡のオーラに触れた時…
ナリン
……その話はやめておかない?あの時を思い出すだけで鳥肌が立つ。
イーオー
水と氷の精霊が鳥肌になるもんですか。
(ナリンが自分の腕を見つめながら肩をすくめる。)
ナリン
そのくらい嫌ってこと。ところで、冒険者さんを呼んだの?向こうからこっちを見てるけど…
イーオー
え?
【プレイヤー】
こんにちは、イーオー、ナリン。
ナリン
どんなご用件ですか?
【プレイヤー】
用というか…、ゲルダの観光をしてみたかったんです。こういう雪を見る機会はなかなかありませんから。確かにずっと泊まりたくなる場所です。
イーオー
あら、嬉しい言葉ですね。
【プレイヤー】
ところで何の話ですか?
イーオー
大したことじゃないですよ。ただ…滅亡のオーラを感じた時を思い出して…
【プレイヤー】
イーオー
大丈夫です。今生きているんですから。そうでなければ……
ナリン
イーオー……。君はちゃんとやれてるよ。
イーオー
ええ、ありがとう。あんたが一番よ…そう言ってほしいんでしょ?
ナリン
もちろん…でも、少し悲しいね。私が傍にいるのに、君はあの悪いやつのことばっかり考えて…ふん。
イーオー
2人を仲良くさせようとしてもお互い嫌ってたじゃない。結局木霊の泉には入れなかったし…それに、私も悪い精霊だとは思ってなかったのよ。
ナリン
わかったわかった。
イーオー
ミールにおじい様の山で育つあんた専用の材料を頼んどいたから怒らないでよ。
ナリン
君がそこまで言うなら喜んで受け入れてあげよう。
【プレイヤー】
イーオー
……今の考えを当ててみせましょうか?この人とあの精霊、おかしいな……とか。
【プレイヤー】
(ピクッ)
イーオー
ふふ。やはりシャイニック姉さんの言う通り面白い人ね。とにかく、よく来てくれました。
【プレイヤー】
はい?
イーオー
少しついてきてもらえますか?メディアさんに会いに行こうかと。
【プレイヤー】
カーリーに?
イーオー
用事があるんです。一緒にいてもらわないとちょっと困るんですよね。
【プレイヤー】
私がいないと困る?
イーオー
話は向こうで。大した話じゃないですけど…
【プレイヤー】
はい、わかりました。
イーオー
カーリーに行って探したい物があるんですよ。ただ一人だと木霊の泉の裏面には行けないので。
イーオー
その道案内をお願いしようかと。
【プレイヤー】
なるほど…
ナリン
イーオー、気を付けてね。
イーオー
ありがとう、ナリン。すぐ戻って来るわ。
【プレイヤー】
ナリン、ではまたお会いしましょう。
ナリン
はい、冒険者さん。お気をつけて。