シナリオクエスト

状況把握(1)

(目を開けると初めて見る光景の妙な空気が流れている。)
【プレイヤー】
ここは…?
(どこかへの中間関門兼オフィスのような空間の中心に木の棒を持っている女性がゆっくり近づく。)
アウルム
誰かと思ったら冒険者さんだったのですね。敵だったらぶっ飛ばしたのに…
【プレイヤー】
残念そうですね。
アウルム
お待ちしておりました。聖域エイドスへようこそ。ではここ出入り帳にサインをお願いします。名前【プレイヤー】…。
【プレイヤー】
あ、はい。えっと、うん?ここが聖域エイドスですか?それに私を待っていた?
【プレイヤー】
【プレイヤー】
(神託を受ける場所とガイア様、そしてガイア様を狙うバルバトス…)
【プレイヤー】
(バルバトスがいる場所を探さないと。)
アウルム
冒険者さん?何を考えてるんですか?
【プレイヤー】
ここはアウルム以外に誰もいないんですか?
アウルム
事件が起きたのでみんな後片付けに出掛けています。私も行きたいんですが、私はここで冒険者さんを迎える命令をいただいたのです。
【プレイヤー】
何が起きたんですか?
アウルム
詳しくはわかりませんが、聖域に悪魔と魔族達が現れました。そして聖なる存在さえも彼らに影響を受け、暴走しているようです。
アウルム
盟約の聖所にも近づけないくらいで、冒険者さんの行方を把握していたと聞きました。
【プレイヤー】
アウルムも行った方がいいんじゃないですか?最高の実力を持つセイバーじゃないですか。
アウルム
恥ずかしいですが、謹慎処分を受けました…それでここに閉じ込められていたところです。
アウルム
イーストランドが知りたいと思って歩き回ったらジスカド様に捕まってしまい、陛下からしばらく暴れるなと命じられたのです…
【プレイヤー】
(あ、アウルムらしいと言っていいのか…)
【プレイヤー】
命じられたってことは陛下の命令なんですね。
アウルム
…はい、陛下から暴れていいという命令はまだ受けてないので…
【プレイヤー】
陛下の勅書に暴れたがる人は暴れていいと書いてあったから、暴れてもいいと思いますよ。
【プレイヤー】
(アウルムにカイナ皇帝の勅書を見せる。)
アウルム
おお……ありがとうございます、陛下!これで心置きなく暴れられます!
【プレイヤー】
まず敵の数を確認しないとですね…
アウルム
いいですね!待ってました!あ、敵だけじゃなくて暴走している存在達も倒さなければなりませんが大丈夫ですか?
【プレイヤー】
アウルムの武器と私なら聖域にいる存在達は元に戻りそうですよ。
アウルム
では行きますか?
(二人が聖域エイドスの状況を把握するために出掛ける。しばらくすると、誰もいない聖域の関門に銀色の甲冑と巨大なガントレットを装備した一人の騎士が現れる。)
???
…ここなのか?
???
どうして誰もいないんだ?