アドキーナ
もう時間か?谷の入り口の空気が変わったということは【プレイヤー】か。
ミール
アドキーナ様、今までメッセージをお伝えする際に内容を知らなかったことがなかったのですが、今回は少し気になります。
アドキーナ
プレイオスに行ったことはないが、あそこは神達の息吹が残っている大陸だと聞いた。
アドキーナ
そういう大陸の巨大な勢力の帝国、それに予言の能力を持つ皇帝。間違いなく特別な人なんだろう。
アドキーナ
ミール、君が【プレイヤー】に渡した勅書。そこに残された力の痕跡がその証拠だ…。もしかしたら…。
アドキーナ
神の口を借りてお伝えするのが予言だ。皇帝が持っている能力はもしかしたら…。
アドキーナ
俺たちや「彼ら」のような存在なのかもしれないな。
アドキーナ
ミール、君もある程度はわかっているだろう。
(遠くから【プレイヤー】の姿が見えるとアドキーナが話を止める。ミールもわかったように頷く。)
【プレイヤー】
アドキーナ様、すみません少し遅れましたかね?
ミール
はい、冒険者さん。ちょうど着いたところでした。冒険者さんが中身を確認するのまでが私の仕事ですから。
ミール
ありがとうございます。あ、時間になりました。勅書を開けてみてください。
【プレイヤー】
「親愛なる女神の使いへ。奸悪な群れが聖域エイドスにいます。彼らは神託を邪魔しようとしています。」
ミール
ハッ、エイドスに何か起きてるんですかね。この間まで大丈夫だったのに。一旦最後まで読んでもらえますか?
【プレイヤー】
「あなたの神のためにお訪ねください。
シルバリア帝国皇帝 - カイナ=ダン=シルバリア…。」
【プレイヤー】
イリスのためにいつか行くとは思ってました。でも行くだけでいいのか…
ミール
この間、セレス教団にガイア様のメッセージをお伝えしたんです。裏面の形が見つかるあの場所で神託が行われるって…
アドキーナ
ということは、エイドスという場所で神託が与えられるのか。
ミール
ハッ、そういえばもう数日後ですね。エイドスではきっと聖騎士達も神託を受けることを待っているはずです。
ミール
神託を受けた聖騎士達は誰も近づけない存在になるんです。
【プレイヤー】
ところで、シルバリア帝国の陛下の勅書はどうやって受け取ったんですか?
ミール
セレス神殿に配達があって訪ねたらシスター様に頼まれました。
ミール
陛下の命令だから冒険者様に渡してほしいって。私がセレス神殿に行くのを知っていたようです。
【プレイヤー】
裏面が現れて、神託を邪魔する存在がいるなんて…
【プレイヤー】
聖域エイドスに行ってみます。アドキーナ様、ミール。ありがとうございます。
アドキーナ
…大した事ないと信じたいが、間違いなく大変なことなのだろう。どうか気を付けてくれ。
【プレイヤー】
そういえば道がわからないな。どうやって行けばいいんだ?あ、勅書に追伸があった。えっと…
【プレイヤー】
暴れたがる人を暴れさせてください…?何のことだ…?