シナリオクエスト

キュリキュリキュリリン (2)

アドキーナ
ご苦労さま。キュリリンは暴れなかったか?
【プレイヤー】
暴れるというよりかは甘えるように走って来ましたよ。
アドキーナ
プリリン種は元々そういう性格だが、それだけが理由じゃないようだな。
【プレイヤー】
えっ?
アドキーナ
夢魔達の影響を受けているせいなのか、相手に魅惑をかけようとしている。それが君にはかからなかったのが原因だったらしい。
アドキーナ
キュリリンが何か話しているな。そうかそうか、なんだと?あたし達は美しい、可愛くない?
アドキーナ
はは、キュリリンもベレトのような話をするんだな。
【プレイヤー】
ベレトはアドキーナ様にもそういうことを言うんですね。
アドキーナ
はは、夢魔達が持つ美しさに対する基準は確かに違うようだ。ところでどうしてそんなに大変そうな顔をしているんだ?
【プレイヤー】
魔法の袋で空間は結構節約できたみたいですけど、重さは変わらないみたいです。キュリリン数十匹を持ってきたら結構重いんです。
アドキーナ
そうか。すまない。その話を忘れてしまったようだ。おや、キュリリン?どうしたんだい?
アドキーナ
はいはい。キュリリン、話してごらん。
(キュリリン達がアドキーナに近づいて「キュリ、キュリ、キュリリン」と話す。アドキーナはその音に対して様々な表情で反応してあげる。)
【プレイヤー】
キュリキュリとしか言ってないんですが、一体何を話しているんですか?
アドキーナ
キュリリンはこう話している。
アドキーナ
俺だけこんな良い場所に住むわけにはいかない。他の友達にも会いたい。可愛さと美しさがわからない馬鹿に友達も連れて来れるか聞いてくれ。
アドキーナ
…だそうだ。
【プレイヤー】
これ、私バカにされてません?ねぇ、キュリリン?
(キュリリンのほほをつねってみる)
アドキーナ
キュリリンのほっぺがここまで伸びるなんて…初めて知ったな。
【プレイヤー】
それで、他のキュリリンも救助してくればいいですか?
アドキーナ
だが、気を付けなければならないことがある。かわいらしくとも悪魔化されているわけだからな。
アドキーナ
中には危険なものもいるだろう。君が見て悪魔化を解除できる可能性のある子達だけ連れて来てくれ。
【プレイヤー】
それはどうやって区別できるんですか?
アドキーナ
女神様が導くはずだ。君がこいつだと思うものをこの袋に入れて連れて来れば問題ない。この袋はさっきの袋より重さを感じないモノだ。
アドキーナ
元々これはカーリーにあったものなんだが、トレメンデが持って来たんだ。
【プレイヤー】
カーリーですか?あ、はい……。
【プレイヤー】
(メディア様は大丈夫かな…)
アドキーナ
……。
アドキーナ
では今回は少し急いでくれ。せっかくなら新たな幻獣が生まれる前に片付けたいんだ。
アドキーナ
キュリリンの状態も確認して、新たな幻獣達と一緒に過ごせるのかも確認しなければならないしな。
【プレイヤー】
はい、ではすぐ行ってきます。