ベレト
どうしたの?
こんなに早くまた会うなんて思ってなかったんだけど……。
【プレイヤー】
別に何って訳じゃないんですけど……あの後どうしているのかが気になって。
ベレト
今までぼくは外見も中身も完ぺきだと思ってたんだけど、今回のことで気付いたんだ。
ベレト
ぼくは不完全な存在。
もっと完全な存在にならないといけない。
【プレイヤー】
…それは普通の人間だってそうですよ。
完全な人間なんていません。
ベレト
けど、ぼくはその不完全な人間ですらない。
だったらきっと、ぼくは普通の人間よりも完全になるための努力が必要なんだ……。
ベレト
……ありがとね。とにかく、ぼくはもう少し自分を探してみるつもり。
でも…簡単にわかることじゃないから、心がもやもやして……。
【プレイヤー】
何かいい方法は……。
そうだ、アドキーナ様にアドバイスを聞いてみるのはどうですか?
ベレト
確かに、あの人ならいいアドバイスをくれそうだ。
ベレト
ぼく、竜の谷には行けないんだ。
アドリカなら大丈夫かもしれないけど、竜の谷みたいな場所だと、出入りが禁止されていてね。
ベレト
だから、アドキーナおじさんとはフォボスとアドリカの境界で会うしかないんだよね……。
【プレイヤー】
アドキーナ様も今は竜の谷を離れられないと言っていたし……。
私が行くしかなさそうですね。
【プレイヤー】
ええ。ちょうど何日間か竜の谷で過ごす予定があって、また行かなければならなかったんです。
ベレト
時間があるときにおじさんの話を聞かせて。
お礼にぼくは、ぼくの美しさについて……。
ベレト
…行っちゃった。それよりどうしていつも【プレイヤー】は、ぼくの美しさの話を聞きたがらないんだろう?