シナリオクエスト

市長の行方

バルドリック
…この程度ですんで良かったぜ。思ったより力を抑えることができたらしい。
【プレイヤー】
思ったより?
バルドリック
あまり力を使いたくないんだよ。
……ここは、師匠の故郷だからな。今もこうしてたまに来ては修復してる。だってのに自分で壊してちゃ意味ないだろ?
バルドリック
まぁゆっくりと直していくさ。死ななければ時間はいくらでもある。
バルドリック
……。
【プレイヤー】
師匠はどういう方だったんですか?
バルドリック
いい人だった。いい人だったから……
最後まで弱い人達を助けて、死んだ。
バルドリック
一時は俺も復讐を考えたが、そんなんで喜ぶ人じゃなかったからな。
師匠を殺した奴も、もう勝手に死んでんだろ。
バルドリック
心残りは、俺が師匠の最後を守れなかったってことだ。
話を聞いて戻って来た時には、もう位牌になっていた。
骨はデボラの海が見える場所に振り撒いたらしい……。
バルドリック
「ジン」という国出身の人に出会うことがあったら聞いてみるといい。
「ファン」という女性が、彼らにどういう存在なのか答えてくれるはずだ。
【プレイヤー】
女性だったんですね…名前だけ聞くと男性かと思っていました。
バルドリック
だろ?俺も最初はそう思っていた。
…いや、師匠の話はここまでにしとくか。
バルドリック
お前さんも、クラウスがローゼンガルテンに行った話は聞いたな?
【プレイヤー】
はい。フォボスのどこかと繋がっている……。
バルドリック
それは一体どこだ?
【プレイヤー】
うーん、とにかく探してみるしか……あ、ローゼンガルテンって……
バルドリック
だな。探してみるぞ。
(話終えるとバルドリックがフォボスのどこかに向かって猛スピードで走って行った…追いつくのは無理なようだ)
【プレイヤー】
はあ……。
【プレイヤー】
ベレトがローゼンガルテンにいたらしいから、彼に聞こうって言おうとしたのに……。
【プレイヤー】
仕方ない。一人で行こう……。
【プレイヤー】
(…リリスという悪魔、それに、おそらくバルドリックも……
『私でない私』に気づいていた。)
【プレイヤー】
……。
【プレイヤー】
……このオーラは……。
【プレイヤー】
(ベレトがいる方向に、謎のオーラを感じる…)
【プレイヤー】
なんだろう。
とにかくベレトの所に向かってみよう。