バルドリック
…この程度ですんで良かったぜ。思ったより力を抑えることができたらしい。
バルドリック
あまり力を使いたくないんだよ。
……ここは、師匠の故郷だからな。今もこうしてたまに来ては修復してる。だってのに自分で壊してちゃ意味ないだろ?
バルドリック
まぁゆっくりと直していくさ。死ななければ時間はいくらでもある。
バルドリック
いい人だった。いい人だったから……
最後まで弱い人達を助けて、死んだ。
バルドリック
一時は俺も復讐を考えたが、そんなんで喜ぶ人じゃなかったからな。
師匠を殺した奴も、もう勝手に死んでんだろ。
バルドリック
心残りは、俺が師匠の最後を守れなかったってことだ。
話を聞いて戻って来た時には、もう位牌になっていた。
骨はデボラの海が見える場所に振り撒いたらしい……。
バルドリック
「ジン」という国出身の人に出会うことがあったら聞いてみるといい。
「ファン」という女性が、彼らにどういう存在なのか答えてくれるはずだ。
【プレイヤー】
女性だったんですね…名前だけ聞くと男性かと思っていました。
バルドリック
だろ?俺も最初はそう思っていた。
…いや、師匠の話はここまでにしとくか。
バルドリック
お前さんも、クラウスがローゼンガルテンに行った話は聞いたな?
【プレイヤー】
はい。フォボスのどこかと繋がっている……。
【プレイヤー】
うーん、とにかく探してみるしか……あ、ローゼンガルテンって……
(話終えるとバルドリックがフォボスのどこかに向かって猛スピードで走って行った…追いつくのは無理なようだ)
【プレイヤー】
ベレトがローゼンガルテンにいたらしいから、彼に聞こうって言おうとしたのに……。
【プレイヤー】
(…リリスという悪魔、それに、おそらくバルドリックも……
『私でない私』に気づいていた。)
【プレイヤー】
(ベレトがいる方向に、謎のオーラを感じる…)
【プレイヤー】
なんだろう。
とにかくベレトの所に向かってみよう。