ベレト
あれだけの悪魔やモンスターをひとりで倒すなんて。
さすがは、女神の荒くれ者だね。
ベレト
それじゃあ、「フォボス」に何が起きてるのか話そうか…と言っても話は一瞬で終わるんだけど。
最近、悪魔達がたくさん現れるんだ。
【プレイヤー】
それはもう十分理解できました……。
ベレト
ただ、どこから現れるのかがわからないんだ。
それを調べないとね。
ベレト
ぼくを疑っているんでしょ?
まあ、仕方ないよね。人間からみて悪魔やモンスターなんて、そういう存在だもん。
ベレト
でも、信じてもらえないかな?
悪魔も人も、同じなんだ。悪魔だって、人を好きになる。
【プレイヤー】
……悪魔、というか…あなたの話じゃないですか?
ベレト
うん。ペオニア―ぼくは彼女のことが好きなんだ。
マルスに行けば会えると思うよ。
ベレト
はあ…ペオニアもぼくを信じてくれればいいのに。
ベレト
ぼくはペオニアのために悪魔達を倒しているんだ。
他に方法があるといいんだけど……。
【プレイヤー】
ところで、アドキーナ様とはどうやって知り合ったんですか?
ベレト
おじさんは、ぼくがフォボスとアドリカの境界で倒れていたところを助けてくれたんだ。
元居たところを追放されちゃったからね。
ベレト
ぼくの美しさを妬んだ他の夢魔達が、ぼくをローゼンガルテンから追い出したんだ。
見て、この美しさ!
【プレイヤー】
美しいというよりかは可愛い………ハッ、ごめんなさい。
ベレト
ふぅ、ペオニアもだけど、キミも可愛さと美しさの違いを理解できるようにならないとだよ?
ベレト
ぼくが美しさについて説明してあげるよ。
…いや、やっぱりいいや。
ペオニアに、自分の考えを強引に押し付けるのはダメ…って言われてたんだった。
【プレイヤー】
ええと…話はありがとうございました。
とりあえず、続きはペオニアさん?に聞いてみます。
ベレト
ありがとう、ぼくの話を聞いてくれて。
それと、ごめんね。ぼく、キミの力にはなれなかったみたいだ……。
ベレト
ペオニアも話を聞いてくれるんだけど、警戒されていて。
一部の人間はぼくを殺そうとしてくるし……
中には、ぼくに魅了されたままの人間も……。
【プレイヤー】
でも、私は普通の人間ではないですから。
ベレト
それもそうだね。
キミは普通じゃないから大丈夫そうだ。
???
おい、そこの二人。
取込み中申し訳ないが……。
(声のする方向を見ると、ガラの悪そうな男が立っている。)
始末屋
ああ。
ペオニアという赤髪の女が、ここにいる赤い角の悪魔にターゲットを聞いてくれと言っていたんでな。
(始末屋と呼ばれた男は答えを聞いた瞬間去っていった。)
ベレト
マルスが雇った始末屋だよ。モンスターとか悪魔の数が多いから、その処理を頼んでいるんだ。
詳しくはぼくに聞いてって言われるみたい。
ベレト
半分くらいは怯えてしがみ付いてくるけど、あの人はちょっと違うね。
ベレト
とにかくマルスに行ってみて。
クリシエンとペオニアに、ベレトは元気だと伝えてくれないかな?
クリシエンは村に入るとすぐ見つかるはずだよ。
ベレト
途中の邪魔なモンスターや悪魔達も倒してくれると助かるな。
【プレイヤー】
(フォボスは確かにおかしいな…あの始末屋もベレトを見て変に思わないみたいだし…)
【プレイヤー】
(ガイア様が私を行かせた目的があるはずだから、まずペオニアという人に会ってみよう。何かわかるかもしれない。)
ベレト
うーん、気のせいなのかな?どうして変なことを想像してしまうんだ……?ぼくは……。それよりあの始末屋……。