【プレイヤー】
ハルモニアはエルのことを知っているんですか?
ハルモニア
はい、以前にもお話しましたが…ルーメンにいる方に係わることについては、ある程度把握しています。
ハルモニア
エル様が怖がられていることは遺物の影響です。
見える存在に対しては無敵に近い方ですが、見えない存在を恐れています。
【プレイヤー】
(真実の炎…確かに古代遺物の影響なら可能性はある。)
ハルモニア
今まで見えなかったものが見え始めると不安になるでしょう。
ですが……。
ハルモニア
エル様は特殊なケースですので、すぐに見えないようにするのは少し難しいかもしれません。
ハルモニア
その代わり、薬を作って差し上げましょう。
ハルモニア
飲めばある程度は制御できます。
見たくない存在を消すことができる…ネックレスの力を借りて私が作って差し上げることはできますが……。
ハルモニア
失望させてしまうのではないかと心配です。
【プレイヤー】
それなら大丈夫なんじゃないですか?
ハルモニア
エル様に薬を渡す時、必ず確認してください。
薬を飲む飲まないはエル様の選択です、と。
【プレイヤー】
わかりました。
すぐ作ることはできますか?
ハルモニア
材料が必要ですので、すぐには難しいです。
冒険者様、薬の材料を持って来ていただけますか?私がネックレスの力で浄化します。
ハルモニア
冒険者様が出会った、偽物の蛇の痕跡が必要です。
ハルモニア
鱗と角が一つずつ。
もしお持ちで無ければ取ってきていただく必要があります。
ハルモニア
よろしくお願いいたします。
言葉では説明が難しいのですが、ネックレスが持つ力のせいです。
【プレイヤー】
わかりました。では行ってきますね。
(冒険者が心像世界から出ていくと、ハルモニアの隣にガイスがゆっくりと現れる。)
ガイス
彼が来ていたのか。
確かに前とは違う感じがするな。
ガイス
私は君の考えが分からないな。それでも君は君の立場で最善を尽くしているから、何も言わないようにしよう。
ガイス
薬が必要という人間に選択を与えたことは褒めてやる。
ガイス
前も言ったが、レダ様からもらったネックレスの選択が不幸ではないことを祈っている。もしそれが不幸であるなら、私達が助けるべきだ。
ガイス
君が何を言おうと、それは予定されていたことだ。君も私も神の手から生まれた精霊。
受け入れなさい。