シナリオクエスト

エピローグ~慰めの話

メディア
結界近づくこの強い気は…
メディア
今日は遊びに来た…というわけでもなさそうですね…
メディア
シャイニック…
シャイニック
話がしたくて来たのじゃが…ここに入るのは久方ぶりだのう。
はは、元々こんなんじゃったか?あまり覚えとらんわ。
メディア
……。
メディア
いろいろと…あったようですね。
シャイニック
……。
メディア
超人などと呼ばれていても、所詮は人間…
せめて同じ超人である私の前でくらい、気を休めても良いのですよ?
シャイニック
…エッダの墓を作ってきた。
それが、こんなにも心をゆらすとは…
シャイニック
メルビックはワシをよく理解してくれるとしているが…
ワシの全てを話すことはできなかった…
シャイニック
まだまだ…ワシは弱いの…
シャイニック
……。
メディア
…はい。大丈夫です。私は、あなたの話を聞きますよ。
シャイニック
すまんの、こんな話…中年のおっさんやトカゲのお爺には話せぬよ。
メディア
あの方々も素晴らしい人たちなのですがね…
メディア
それでは、聞きましょう。ゆっくりで構いませんよ。
時間は十分にありますから。
シャイニック
そうかの?ワシはともかく、お主は時間に縛られているじゃろ。
メディア
問題ありませんよ。あなたのための時間を作るくらいは…
シャイニック
……。
メディア
それに、年齢はまだまだあなたより若いですしね。
シャイニック
なんだと?若くて、スタイルが良い方が偉いというのか?
メディア
そこまでは言っていませんが…
メディア
……。
メディア
…やはり、あなたを村に入れるべきじゃなかったかもしれませんね…また村人たちが怯えています。
とはいえ私がここを離れるのも…
シャイニック
あそこにいる子羊は手にペンと紙を持って瞳をきらきらと輝かせておるがの。
メリーメル
(ぴくっ)
メディア
…あ、あなたの話を聞く代わりに、メリーメルにサインを書いてあげてくれませんか?
シャイニック
いいじゃろう。
(シャイニックがしばらくメディアにエッダとの過去の記憶と現在の複雑な心情を伝える。)
(たくさん話してすっきりしたのか、少し暗かったシャイニックの顔が楽になる。)
シャイニック
ありがとうの。だいぶすっきりした…
メディア
なら、よかったです。
さぁ、あなたがここに来るのも、これで最後だと良いのですが…
シャイニック
冷たいやつじゃのう。
メディア
…シャイニック、これからこの地にあなたにだけ反応する強い結界を張ります。
そのことを忘れないでくださいね。
シャイニック
わかっておる。
まぁ、その結界もワシは破ろうと思えば破れてしまうんじゃがの。
メディア
……。
メディア
あの、シャイニック…
シャイニック
なんじゃ?
メディア
多くの超人が、あの方に力を与えています…
ですが、私はいまだに…そのことについて、あなたはどう考えていますか?
メディア
……。
シャイニック
メディアの意思じゃろ。
お主の好きにすればよい。
メディア
……。
メディア
そうですね。私の意思…
メディア
まだ時が来てない私の意思…はい、わかりました。
メディア
(メディアの口元に少し微笑みが浮かぶ。シャイニックもその笑みの意味がわかったようだ。)
シャイニック
ではワシは帰る…次に会う時までは、勝手に死ぬなよ。
ゴホッゴホッ…。
メディア
ええ、あなたが寂しがってしまうでしょうから。
メディア
……。
メディア
…またここに会いにくるつもりなんでしょうか…?はぁ…