シナリオクエスト

剣神の試験(4)

ユラン
お忙しかったようですね。
最近はあまりお見かけしなかったですし。
【プレイヤー】
まあ…色々ありました。
ユラン
様々な異常現象を経験したこと、バイスに出会ったことも存じ上げています。
それと、アマルーン砂漠のこと、ありがとうございました。
ユラン
幾度となく力を貸していただき…。
連合の一員として感謝いたします。
【プレイヤー】
(私への態度が変わったようだけど…)
ユラン
…そう身構えないでください。
私は連合の一員として、師匠の弟子としてお話しているだけですから…。
ユラン
それからウルについても…
…いつもありがとうございます。
【プレイヤー】
ウルを見かけないということは…また修練に行ったのですね。
ユラン
ええ、あの子はそうですね。
……挨拶はここまでにして、師匠から伝言があります。
ユラン
とある遺物の話をするので、待っていて欲しい…とのことです。
【プレイヤー】
遺物なら…
ユラン
私はその遺物について詳しくはありませんが、連合にとって重要な場面で使用されるそうです。
【プレイヤー】
なるほど…
ちなみに、何だかいつもより人が多い気が…何かありましたか?
ユラン
モス王国を討伐後、シルバリア帝国との親交を深めようという話になったのです。
ユラン
そのため、シルバリア帝国の一部の人員が今もこちらで仕事をしているのです。
フォボスではあまり賛成していないようでしたが…。
【プレイヤー】
フォボス?
ユラン
イーストランドの北西側にある都市です。
遠く離れた場所にある小さな都市で、元々あまり交流が盛んでないところでしたが、そのおかげかデイモス教団の手もあまり届いてない場所です。
ユラン
いずれ行くことになるかもしれませんね。
近くに教皇がとどまっているという噂もあるようです。
【プレイヤー】
フォボスか…
ジニー
ユラン。話は終わったか?
ユラン
うん。
ジニー
それじゃあ君は私についてきてくれ。話しがあるんだ。
ユラン
私は仕事があるのでこれで失礼します。
【プレイヤー】
はい。お疲れさまです。

ジニー
剣神からの仕事を処理してくれたようだな。感謝する。
【プレイヤー】
いいえ…では続きをどうぞ。
ジニー
わかった。
ジニー
……。
ジニー
シルバリア帝国側でマーラの発言を基にある程度捜査を行ったようだ。
ジニー
尋問中、ついにマーラが自分を偽物だと認めたらしい。
【プレイヤー】
アガシュラの偽物…確かにおかしな点は多かったですよね。
アガシュラだけの王国を作るためにモス王国と手を握ってあちこちを滅茶苦茶にして…
【プレイヤー】
私の知るアガシュラは、少なくともそういった行動はとってきませんでした。
ジニー
ああ。やはり、だ。そして、アガシュラの名を騙った理由だが…
ジニー
ヴァンとマーラはバイスに魔石を作る力を与えられ、
その力によって増長し、自分達を特別な存在…アガシュラだと認識するようになったようだ。
【プレイヤー】
バイス…
ジニー
これはマーラが直接シルバリア帝国に話した事実だ。一部の内容は私達にも共有された。
ジニー
マーラはヴァンがバイスに殺されたことも話している。
だが、君がそこにいたことは覚えていないようだった。
【プレイヤー】
バイスが手を打ったのか…
ジニー
そうかもしれないな。恐らくアガシュラの契約…だろう。
【プレイヤー】
わかってたんですね。
彼らが偽物だということを。
ジニー
マーラは全てを話したが…そこが引っかかる。
君の存在のように、バイスは記憶を書き換え、その事実を消すことも…いや、マーラ自体を消すことも可能だったはずだ。
ジニー
何か裏があるのだろう。
ジニー
とはいえだ、君も知っての通りヴァンとマーラの行いはバイスを始めデイモス教団がやっていたことと変わらない。
【プレイヤー】
はい……。
ジニー
これまでに集めた多くの証拠を、怪しい場所をいくつか探してみた。
魔石の力、正確に言うとバイスが集めてきたあの力は…
ジニー
今、アヴァロンに向かっている。
イーストランドの誰もが呪った場所へ…
【プレイヤー】
アヴァロン…
ジニー
いつか、君や私達が向かうべき場所だ。
【プレイヤー】
いったい、それはどこにあるんですか?
ジニー
ルーメンよりもう少し北側にある。あとは彼らと魔界の魔族達の相手をしなければだな…
【プレイヤー】
あの兄妹がいなくなっても、まだまだ問題は山積みですね。
ジニー
ああ、まだ終わってない。
その時まで、よろしく頼むぞ…
【プレイヤー】
こちらこそよろしくお願いします。では私は残りを片付けに行きます。
ジニー
武運を祈ろう、【プレイヤー】…