シナリオクエスト

マッドソウル(4)

ナーシャ
こんに…ちは。
えっと、この間ここに入った方ですよね?
【プレイヤー】さんって…
【プレイヤー】
はい。ええと…ナーシャでしたね?
前にアンブローシアやアニスから聞いたことがあります。
ナーシャ
あ、あのふたりに…?
…また何か仕事とかですか…?
【プレイヤー】
あ、その…少し私が個人的に聞きたいことがあって来ました。
ナーシャ
あれ?何ですか?
【プレイヤー】
魂を宿したマッドゴーレムって知ってますか?
ナーシャ
ふむ…
ナーシャ
……。
ナーシャ
魂…ですか…。それをわたしに?
失礼な言い方になっちゃってごめんなさい。
その…あなたはどこまで知っているんですか?
【プレイヤー】
…?どういう意味ですか?
えーっと…実は私がナーシャにマッドゴーレムについて聞くのは…
【プレイヤー】
(ナーシャにオネイロの森で巨大なゴーレムと戦ったと簡単に説明する。)
ナーシャ
なるほど…そんなこともしていたんですね…
【プレイヤー】
……。
あの、ナーシャも私を知っているんですか?
ナーシャ
あはは、有名な方ですからね。
世界を何度も救っているとデイナ総長にも聞いてますよ。
【プレイヤー】
あ、なるほど…
ナーシャ
マッドゴーレムの中には、動力がないのに動くものが生まれたりします。
まるで自我を持っているかのように…
ナーシャ
古い時代にはこういったマッドゴーレムが村を壊す…なんてことが多くあったみたいです。
そのため、制御する方法が考案されてきました。
ナーシャ
元々プレイオスは他の大陸に比べて、魔法が発達した場所ですから。
わたしもマッドゴーレムを制御する方法を学びましたし。
ナーシャ
とにかく、マッドゴーレムを利用した職業もあるため、研究が盛んです。
ナーシャ
シルバリア帝国魔法庁では、そういったマッドゴーレムには魂があるとされ、
その魂を「マッドソウル」と呼んでいます。
ナーシャ
人間や動物のものとは異なりますし…まだ研究中の内容ですけど…
例えば、マッドソウルを別の器に移すなんてことにも成功しています。
ナーシャ
少なくとも、人為的に造られた人工知能とは違う…魂と呼ぶべき“もの”がマッドゴーレムに発生することがあるのです。
ナーシャ
こんなところでしょうか?
【プレイヤー】
ありがとうございます。
それじゃあ私は…
ナーシャ
あ、待ってください…!
(ナーシャが【プレイヤー】の服を掴む。)
【プレイヤー】
はい?
ナーシャ
その…お願いがあります。
ナーシャ
今の回答への代わりにってわけじゃないんですけど…少し手伝ってもらいたいことがあるんです。
【プレイヤー】
でしたら私はどうすればいいですか?
ナーシャ
まだ残っているかはわかりませんが…冒険者さんならまた見つけることができるかもしれません。
ナーシャ
あのゴーレム…ベツゲルミルのパーツを見つけてきてもらえませんか?
それに近いモノでも…わたしも調べてみたくて…!
【プレイヤー】
(も、物凄くキラキラした目…少しアンブロシアやアニスと似てるかもな。)
【プレイヤー】
そういうことならもちろん協力しますよ。
少し待っていてください。
ナーシャ
はい!
【プレイヤー】
まずオネイロに行かないとだな。まだベルゲルミルのパーツが残ってるといいけど…