シナリオクエスト

マッドソウル(1)

サラスヴァティ
約束通り来てくださったのですね。
【プレイヤー】
あの時、急にサラスヴァティが現れるとは思いませんでした。
サラスヴァティ
緊急だったため、仕方のない措置でした。
【プレイヤー】
聞きたいことがあります。サラスヴァティはベルゲルミルを知っていたんですよね?
【プレイヤー】
たしか、ベルゲルミルのような兵器が世界を破壊したと言ってましたよね。
サラスヴァティ
はい、事実です。
サラスヴァティ
……。
(サラスヴァティの前にあったホログラムキーボードが消えて新たなホログラムスクリーンが浮かぶ。)
サラスヴァティ
遠い昔の話です。あなたの大陸ではなく、偉大なる壁の向こうの過去…
サラスヴァティ
人類は常に自分達の利権のために戦っていました。
弱者は語られることなく消え、強者のみが生き残り歴史を紡ぎます。
サラスヴァティ
歴史とは戦争の記憶…
戦争である以上、敵を倒すための力が求められました。
【プレイヤー】
武器…いや、兵器ですか。
サラスヴァティ
はい。それはやがて個人を打倒するものではなく、星一つを破壊するほどにまで進化しました。
【プレイヤー】
それが…ベルゲルミル…。
サラスヴァティ
はい。ベルゲルミルもその兵器の一つ…
サラスヴァティ
兵器を作り出した者達は、利害関係の結べない対象を敵と規定し、それら全てを破壊しました。
サラスヴァティ
いくつもの星が痕跡もなく消えてました。
ベルゲルミルが来たのは決して偶然ではありません。
サラスヴァティ
ですが、ベルゲルミルはここは自分が破壊するべき星ではないと判断し、
あの森に住まうようになったのです。
【プレイヤー】
……。
サラスヴァティ
彼がどういった経緯でその選択をしたのか…今も答えは分析できません。
ただ確かなのは、機械だった彼には…魂と呼ばれるようなものが芽生えていたということ…
サラスヴァティ
……。
サラスヴァティ
あなたも既にMG…マッドゴーレムと呼ばれるものの存在を知っているはずです。
サラスヴァティ
その中に…魂が宿ったゴーレム、あるいはそれらについて詳しい人物を知りませんか?
【プレイヤー】
(魂が宿ったゴーレム…主にゴーレムは使用者の意思で造られたものが多いから…)
サラスヴァティ
また、これについてはオネイロの森であったことを話さずに調べていただけますか。
【プレイヤー】
わかりました。探してみます。
サラスヴァティ
お待ちしております。
【プレイヤー】
(頭に浮かぶ人がいないな…アトランティスにいるマリに聞いてみようか?イレイザーを持ってたから…)