アウルム
どうやら【プレイヤー】様も感じられたようですね。邪悪な力…これはおそらく…
【プレイヤー】
魔石…ここまで強く感じるということはただの魔石ではないでしょう…
アウルム
一般的な魔石でないのなら、あの“兄妹”のものでしょうか。
アウルム
はい。この気配は、ヴァンとマーラ…そしてその兄妹が力を貸したモス王国の仕業でしょう。
ですが、連合軍が頑張っていますから、もう少しの辛抱でしょう。
【プレイヤー】
連合軍について説明してもらえませんか？
【プレイヤー】
デイナさんに、今の状況はこっちについてから説明してもらってと言われていて。
アウルム
あ、そうだったのですね。では連合軍について説明が必要ですね。
アウルム
今まで“聖域”ではプレイオスを始め様々な大陸の出来事について目を光らせていました。
アウルム
眠っていた悪意を呼び覚まし、
人の欲を利用し、平和に暮らしていた一族を弄び国を傾ける…。
アウルム
そのような“悪”が存在していたのです。それらは自身を「アガシュラ」と名乗りました。
アウルム
陛下はその存在を確認すると、すぐに討伐に動きました。ただ制圧するのではなく…
アウルム
協力者となったモス王国ごと、その影響を大陸から消し去るため、
多くの勢力に協力を依頼しました。
アウルム
ジエンディア大陸からは古代ジエンディア帝国の一員とエリアス王国が、
プレイオス大陸からはシルバリア帝国とリベラ自由連盟が……。
アウルム
イーストランドからはジュード王国と光の連合が…
こうしてたくさんの勢力が集まってモス王国を討伐することになりました。
【プレイヤー】
それだけ集まればデイモス教団を壊滅させることもできそうですね。
アウルム
どうでしょうか。今回の連合軍の目的はここ、モロスでモス王国を滅ぼすことなのですから。
アウルム
今も、様々な勢力のメンバー達がモロスの各区域に派遣されています。
私は私で個別任務を遂行中ですから。
【プレイヤー】
その任務…私が聞いてもいいんですか？
アウルム
はい、大丈夫ですよ。私の任務はいつも通り戦場で暴れることだと、陛下から直接聞いていますから。
【プレイヤー】
（帝国の皇帝陛下がどういう方なのか、いまいちよくわからない…）
アウルム
【プレイヤー】様はこれからプラチナ様のところに向かってください。
彼女も魔石の力を追っていますが、おそらく一人では厳しいでしょうから。
アウルム
陛下もおっしゃってました。プラチナ様には【プレイヤー】様が必要だと…
【プレイヤー】
わかりました。プラチナさんはどこにいるんですか？
アウルム
魔力シェルターと呼ばれる場所です。そこでプラチナ様が待っていると思います。
【プレイヤー】
わかりました。ありがとうございました、アウルムさん。それではこれで…
（話が終わった瞬間、アウルムが敵の中に飛び込み…敵が順々に空へと吹き飛んでいく。）
【プレイヤー】
…すごい人だったな。
さて、プラチナさんのところへ向かおう。