シナリオクエスト

閉ざされた都市

レナハイレン
ちょうどいい時間に着いたな。
陛下の勅書を渡そう。
【プレイヤー】
はい……。
レナハイレン
さあ、これだ。
封印は君が手をかざすと自然に消えるはずだ。
【プレイヤー】
あ、はい。
(手をかざした瞬間、封印が解けて消える。)
【プレイヤー】
不思議ですね。
レナハイレン
帝国魔法庁の特許技術の一つだ。
受け取る者の情報を入力して作った封印だから、受取人と情報が一致しなければ解除できない。
【プレイヤー】
情報はどうやって入力するんですか?
レナハイレン
さあな。俺は魔法庁がやっていることまでは詳しく知らない。
さあ、陛下のメッセージを確認してくれ。
【プレイヤー】
はい。ええと…
【プレイヤー】
「女神の使いである冒険者よ。あなたと女神にとって必要な力がモロスにあります。」
【プレイヤー】
……。
レナハイレン
……。
【プレイヤー】
「プレイオスとイーストランドを苦しませた“兄妹”を見つけることが、真実に近づく鍵となるでしょう。」
【プレイヤー】
(これは…ヴァンとマーラのことか…)
【プレイヤー】
「シルバリア帝国皇帝 - カイナ=ダン=シルバリア」
レナハイレン
(陛下の名前…聞くのは久しぶりだな…)
【プレイヤー】
……。
【プレイヤー】
それじゃあ私はこれからモロスに向かえばいいんですか?
レナハイレン
陛下の意思に従うか、従わないかは君の自由だ。
【プレイヤー】
…逆らえると思いますか?
レナハイレン
ふふ。好きにすればいいさ。
迷うのであれば、まずはギルド連合都市「エスニル」に向かい、その総長、デイナに会ってみるといい。
レナハイレン
何をすればいいのか教えてくれるはずだ。
では、先に失礼するよ。
【プレイヤー】
あの…行っちゃった。
【プレイヤー】
さて…
【プレイヤー】
必要な力か…ちょっとイリスに聞いてみるか…イリス、聞こえる?
(【プレイヤー】の前にイリスの姿が微かに現れる。)
イリス
はい…私はここにいます。
【プレイヤー】
(イリスにレナとの話を伝える。)
イリス
ふーん…。
イリス
確かに…そこに強い力を感じます。
超人かどうかはわかりませんが、誰かがいそうな気がします…
【プレイヤー】
それなら直接確認するしかないな…ちょうど知りたいこともあるし。
イリス
はい、では…お願いします。
イリス
……。
イリス
どうか気を付けてください。では私は…
(イリスの姿が消える。)
【プレイヤー】
あ、イリ………。
【プレイヤー】
…心配しないで。
…って言いたかったんだけどな。
【プレイヤー】
……。
【プレイヤー】
仕方ないな。
まずは行ってみるか…。
【プレイヤー】
デイナという人に会えばいいんだよね…?