【プレイヤー】
はい、頼まれた物を持ってきました。
【プレイヤー】
どうしました?
何か問題でもありますか?
サラスヴァティ
分析中にエラーが発生しました。
この時空の物質とは構成が異なるようです。別の方法の検討が必要ですね。
【プレイヤー】
他の方法…うーん。
他の物質でも集めてきましょうか?
サラスヴァティ
(サラスヴァティの前にあった青色のホログラムキーボードが消え、赤色のホログラムキーボードが現れる。)
サラスヴァティ
既存ネットワークモードでは未使用だった、新たなプロトコルを解放します。マントラ……。
サラスヴァティ
(サラスヴァティがスクリーンを見ながら手を動かす。)
サラスヴァティ
分析が完了しました。
持って来ていただいた物質は分析過程で消滅しましたが。
サラスヴァティ
はい、説明いたします。
持って来ていただいた物質は、全て魔界のオーラの影響を受けていました。
サラスヴァティ
奈落の火花は、魔界と奈落の間の遮断後に出現したと思われます。また、ウィンディシードの結界を破壊したのは外部の力でした。
サラスヴァティ
誰かが時空の亀裂を利用して、魔界の力の一部を使用したようです。
【プレイヤー】様、これに該当する行動をした人物を知っていますか?
【プレイヤー】
(思い浮かぶ人はいるけど、確実ではないから……。)
【プレイヤー】
うーん……ちょっと。
サラスヴァティは超時空ネットワークの全てを掌握しているんでしょう?あなたが見つけることはできないんですか?
サラスヴァティ
そうですね……どう説明すればいいでしょうか……。
サラスヴァティ
【プレイヤー】様は、この星が辿った運命を時系列で理解されています。始まりは別の姿の彼女に出会った都市でした。
サラスヴァティ
詳細を話すことはできませんが、アスガルドの科学力では説明できない時空もあります。例えば、魔界のような場所……
サラスヴァティ
【プレイヤー】様の登場も、我々からすると未知の変数でした。
ここを狙っている他の誰かにとっても……。
サラスヴァティ
【プレイヤー】様が様々な事件を解決するたびに、超時空ネットワークは些細なエラーを起こしました。
サラスヴァティ
ですが、新たなプロトコルを解放することでデータを更新し、エラーを最小化していました。【プレイヤー】様に該当する部分のみですが……。
サラスヴァティ
確実に言えるのは、【プレイヤー】様によって、この星の未来が良い方向に向かっている、ということです。
フレイヤの映像
やっほい、サラスヴァティ!も~、姉ちゃんにもそういうこと言ってよ!ホラ、褒めてほめて☆
ね、サラスヴァティ!サラ…!
サラスヴァティ
(サラスヴァティがおでこにしわを寄せると、フレイヤの映像が消えた。)
サラスヴァティ
騒がしい姉さんはお断りです。仕事の邪魔でしかありません。
……遮断完了。
【プレイヤー】
…本当に久々の登場なのに遮断されるなんて……なんか可哀想……。
サラスヴァティ
大丈夫です、姉さんはすぐに遮断を解除してきますから。
それよりも、漂流都市で発生していた問題の解消が完了しました。
【プレイヤー】
いつの間に……どうやって?
こんなに早く解決したんですか?
サラスヴァティ
分析過程で持って来ていただいた物質の一部を分解し、開いた時空の亀裂に注入しておきました。これで漂流都市の現象は、しばらくは発生しないでしょう。
サラスヴァティ
ですが、これは一時的な対処です。いくら超時空ネットワークだとしても、この世界の全ての時系列に関与することはできません。ただ、【プレイヤー】様が……。
【プレイヤー】
言いたいことはわかりました。
ありがとうございます、サラスヴァティ。
サラスヴァティ
あの都市にいる方に、問題の解決をお伝えください。
おかげで様々なデータを採集することができました。
【プレイヤー】
ありがとうございます、サラスヴァティ。
サラスヴァティ
これから忙しくなりそうですね。【プレイヤー】様も、私も……。
フレイヤ
サラスヴァティ!わたしも褒めて!
褒めてよねえ、サラスヴァティ?サラ…